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横山幸一行政書士インタビュー【3】資金調達に強い、そのヒミツって?

大阪府・堺市で開業している行政書士・横山幸一さん(55歳)。

学習塾講師からの転身ということで、まずめざしたのは学習塾の資金繰りサポートでした。
それが融資コンサルタント協会認定SP融資コンサルタントを取得してからというもの、
人脈ゼロで(!) 信用金庫の支店長に会いに行って開拓し、セミナーを企画、開催。
資金調達のサポート力が、めきめきアップしていったのだそうです。

※一般社団法人融資コンサルタント協会サイトはこちら
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まったく自信のないところから、
「6カ月で資金調達力を強化させることができます」と、
プロフィールに書けるようになるまでの道のりは…?

聞き手は、ネクストフェイズの取材を初めて担当する、ライターの久保田説子です。
5回連載でお届けします。

横山幸一さんプロフィールはこちら

横山幸一行政書士インタビュー <全5回>
「資金調達に強い、そのヒミツって?」

【もくじ】
第1回 黒字倒産、なんとかしたい
第2回 信用金庫の支店長に、猛アタック
第3回 にっこり融資の秘訣は、魔法の事業計画書
第4回 ホームページやブログは、プロに相談が大正解
第5回 自主セミナーの集客テクニック

【第3回】にっこり融資の秘訣は、魔法の事業計画書

――  「ネクストフェイズで学んだことは正しかった」と思ったこと、ほかに何がありますか。

横山  金融機関を訪問してみて支店長に会えないのは、運が悪いだけ!

――  それもネクストフェイズで。

横山  会ってくれない金融機関があった、次に訪問した先も「アウト」。2回連続でキーマンに会うことはできなかった。でもそれは運が悪いだけで、会ってくれる金融機関だって実はあるんですよ。

 
――  それは運だと。

横山  そうなんですよ。…って私も今は、人に会うことでしか始まりませんねって言えるけれど、ネクストフェイズで学ぶまでは外に出て行けていなかったんですよ。

 
――  やっぱり、なかなか…。

横山  訪問する方法も、先方へ持って行く材料もないと、ヘコみますから。

――  ですよね。

横山  いま経営・売上げが順調なのは、会社設立という柱に加え、それにともなう創業融資も、セットでお手伝いできるようになったからなんです。

 
――  といいますと。

横山  設立2年目の資金繰りに備えて、たとえ自己資金が十分でも、創業時や1年目に借りておくように勧めています。

 
――  というのは。

横山  当面は資金繰りに困っていない状態であっても、あえて地域密着型の金融機関に100万円程度を借りておいて、確実に返して実績をつくっておく。

 
――  「きちんと返済する会社だ」と。

横山  そうすると後日、本当に1000万円が必要になったとき、信用してもらえますから。

――  必要に迫られる前に、あらかじめ実績をつくっておくっていう作戦ですね。

横山  事業性評価融資とは、担保などに頼らず、事業計画書の内容次第で貸すかどうか決めるというものですが、それを知っている経営者はとても少ない。

 
――  そこで、横山さんの出番ですね。

横山  実際に私のお客さまも、自己資金が少し足りないため金融公庫に申請したところ「資料をしっかりつくってこられましたね」と。

 
――  あ、いいリアクション。

横山  はい。事業計画書は信用力を生むんです。

――  事業計画書には、何を書くんでしょうか。

横山  企業理念や強み、何をしたい会社なのか、どんな目標を持っているか、などですね。

――  ちょっとハードルが高そうですね。

横山  融資を希望している社長さんには「A4で10ページ分の文章を、2日間かけてつくりましょう」と提案しています。

 
――  まるまる2日間ですか?


開業前から憧れていた、ポーターのカバンを愛用。
「ちょっと重いかな、でも使いやすい。置いたときにどっしりと立ってほしいので、次は同じポーターで、
もっとマチがしっかりしているのが欲しいな」と横山さん

 
――  10ページって聞いて、引いてしまう社長さんもいそう…。

横山  あ、それは大丈夫なんです。10ページといっても、私が社長の思いをヒアリングして文書にまとめますから。

 
――  横山さんが!

横山  でも私が勝手にかっこよすぎるものをつくると、あとで使えないものができてしまう。だからヒアリングに忠実なまとめ方をしていますよ。事業計画書について、提出した先の金融機関に質問されますよね。でも事業計画書の内容は社長さんの口から出た言葉だから、ご自身でしっかり受け答えできるんです。

 
――  あ、それ大事ですよね。

横山  私がお手伝いをした社長さんは、こんなこと言ってました。

――  どんな?

横山  事業計画書は必要だと思っていたけれど、つくる時間がないし、本を読んでもつくり方がわからない。一人じゃできなかったので、頼んでよかった、と。

 
――  うれしいですね。

横山  それに、自分でつくっても、役に立たないものができたのでは、時間とお金がもったいない。

――  確かに。

横山  事業性評価融資に積極的な金融機関は、事業計画書が大事だってこともよく知っています。事業計画書は、やる気を伝えるために重要なんです。

 
――  事業計画書でやる気を伝える?

横山  はい。

――   どのように。

横山  やっていること、やってきた行動を、具体的に伝えると効果があります。新規開拓にあたり、顧客1件あたり3回訪問すべきだと目標をもっている企業だったら、「これから行きます」ではなくて、「もう2回は訪問している」など。

 
――  納得です。

横山  また、毎月報告がある企業と、貸してほしいときだけ報告がある企業、どちらに金融機関が優先的に貸すかというと…。

 
――  それは、わかりやすいですね。

横山  こんなふうに、資金調達力を上げる方法は、いろいろあるんですよ。


●取材当時(2018年秋)の、行政書士横山幸一事務所、堺創業融資支援センターのホームページトップ画面。
中小企業、資金調達というキーワードがぱっと目に飛び込んでくる。
資金繰りに悩む経営者の方々へのアピール力高し!

 

講座の音声を聞きながら、マラソン?

横山  事業計画書作成に関しては、私が所属している融資コンサルタント協会から配布される情報をフル活用していますよ。

 
――  フル活用。ありがとうございます。

横山  たとえば融資コンサルタント協会員は、定期的にアップされるセミナー動画が見られるんです。

 
――  はい。

横山  私、マラソンが趣味なんですけど。

――  はい?

横山  セミナーの音声だけを録音して、それ聴きながら走ってます。

――  セミナー音声を聴きながらマラソン!

横山  1回、2回じゃなく、繰り返し聞いてます。

――  そんなにも役立ててくださっているとは。

横山  数え切れないほど聞いても、忘れていることがあります。が、聞くたびに思い出されて、しっかり役立つ。ありがたいです。

 
――  事業計画書づくりに役立ててくださってるんですね。

横山  つくるときも役立っているんですけど、つくる前にも役立ってます。

――  ?

横山  ご依頼がなくても。

――  ??

横山  もし明日、事業計画書をつくることになったらどうするのか、どう使うのか、頭のなかでやってみるんです。

 
――  シミュレーション?

横山  次の顧客と今度会うまでに、融資コンサルタント協会からいただくセミナー動画や経営サポート情報などの資料で勉強しておきます。

 
――  すごい量ですけど…。

横山  繰り返し勉強していると、たとえば「切羽詰まる、ヘコむ」といったときのよりどころにもなってくれます。内容を消化すると自信を持って行動できるんです。

 
――  よりどころに!

横山  海外でも日本でも、成功している人は仕事よりも、勉強の時間に重きを置いているそうです。

――  そうなんですね。

横山  でも勉強ばっかりでも、うまくいきませんよ。

――  勉強ばっかりではない?

横山  はい。

――  いま経営・売上げが順調な理由、マラソン勉強だけじゃなく他に何かあるんですね!

第4回につづきます)

 
横山幸一行政書士インタビュー <全5回>
「資金調達に強い、そのヒミツって?」

【もくじ】
第1回 黒字倒産、なんとかしたい
第2回 信用金庫の支店長に、猛アタック
第3回 にっこり融資の秘訣は、魔法の事業計画書
第4回 ホームページやブログは、プロに相談が大正解
第5回 自主セミナーの集客テクニック

●取材 久保田説子 株式会社これから
●協力 一般社団法人融資コンサルタント協会


 

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