横山幸一行政書士インタビュー【1】資金調達に強い、そのヒミツって?

大阪府・堺市で開業している行政書士・横山幸一さん(55歳)。

学習塾講師からの転身ということで、まずめざしたのは学習塾の資金繰りサポートでした。
それが融資コンサルタント協会認定SP融資コンサルタントを取得してからというもの、
人脈ゼロで(!) 信用金庫の支店長に会いに行って開拓し、セミナーを企画、開催。
資金調達のサポート力が、めきめきアップしていったのだそうです。まったく自信のないところから、
「6カ月で資金調達力を強化させることができます」と、
プロフィールに書けるようになるまでの道のりは…?

聞き手は、ネクストフェイズの取材を初めて担当する、ライターの久保田説子です。
5回連載でお届けします。

横山幸一さんプロフィールはこちら

横山幸一行政書士インタビュー <全5回>
「資金調達に強い、そのヒミツって?」
【もくじ】
第1回 黒字倒産、なんとかしたい
第2回 信用金庫の支店長に、猛アタック
第3回 にっこり融資の秘訣は、魔法の事業計画書
第4回 ホームページやブログは、プロに相談が大正解
第5回 自主セミナーの集客テクニック
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【第1回】黒字倒産、なんとかしたい

――    町の学習塾講師からの転職で、士業デビューされたんですね。 横山    はい。40代で子どもを授かったんですよ。70代までは、現役で働きたいじゃないですか。だったら、士業にチャレンジしようかなと。 ――    開業後しばらく、メインのお客さんは町の学習塾? 横山 そうなんです。前の職場からのご紹介で。生徒の親御さんからのご紹介も結構あります。 ――    生徒さんのお父さん、お母さんから!?  (きっと、人気の先生だったんだろうなー) 町の学習塾には、どんなニーズが? 横山   町の学習塾って、黒字倒産が多いんですよ。 ――    ええっ、もったいない。 横山    ですよね。特色のある地元の学習塾は、地元の子どもたちのために、予算をとっていろんな工夫をしているんです。でも大手塾が進出すると、つぶれてしまう。しかも大手塾は生徒が目標数に達しなければ、さっさと撤退してしまうんですよね。 ――    子どもたちは、どうすれば…? 横山    子どもたち、困りますよね。だから資金繰りの面で、地元の学習塾を支えたいなあと思って。 ――    そんな使命感が…。 横山    黒字倒産って、設立したばかりの会社にも多くて。 ――    赤字じゃないのに? 横山    赤字じゃないのに、です。設立してすぐには軌道に乗らないじゃないですか。 ――    あ、1年目って、赤字が普通。 横山    はい。7か月くらいしないと黒字にはならないものなんですが。 ――    それはそうですよね。 横山    2年目に入ると、本業が順調でも、借金しにくい。 ――    ああ… 横山    現金が不足するんですね。だから赤字よりも黒字倒産の方が多くなってしまうんです。これをどうにかしなきゃ、と思っていたところに、ネクストフェイズの広告を見まして。

●颯爽とした訪問スタイル。スーツのジャケットには、ポケットチーフが! 「ここぞという日には、チーフが欠かせませんね。やっぱり好印象が大切ですから」(横山さん)

――    どこで広告を? 横山    フェイスブックですね。 ――    融資についての勉強がしたい、そういうタイミングにぴったりだったんですね。どうでしたか? 横山    金融機関の情報が、自分にとっては大きかったです。 ――    信用金庫とか、信用組合とか? 横山    そうですね。私がお手伝いしたいと思っている中小零細企業は、メガバンクや地方銀行の対象外ですから。 ――    融資のお仕事は、多いんですか。 横山 いま、受注の割合が「会社設立と創業融資のセット7、会社設立のみ2、遺言書作成サポート1」なんですけど。 ――    会社設立と創業融資のセットが7割も。 横山 会社設立だけじゃなく、創業融資のお仕事にも自信がついたのは、受講してからでしょうね。セミナーも自分で開催するようになりましたし。 ―― セミナーも!(これは、あとでゆっくり聞かないと…!) 融資のお手伝いだと、お付き合いが長く続きそうですもんね。 横山 近所の建設業の社長さんから「トラックを買いたい」っていうご相談をいたただいたりして、お付き合いが続きますね。でも…。 ―― でも…? 横山 どんな金融機関と、どんなお付き合いをしたらいいのか、それって正直、最初は全然わからなかったですね。 ―― 上手なお付き合いの方法? 横山 上手なっていうよりも、とにかく、最初の一歩を踏み出すっていうことができなかったですね。 ―― まずは支店で、誰とお話されるんですか。 横山 私は支店長にアタックしました。 ―― 支店長って、一番のお偉いさんですね。 横山 はい。 ―― いきなり支店長さんとお話を! 

●小冊子、顔写真入りのチラシを準備。 小冊子は信用金庫に訪問した際に渡して話題の糸口にすることが多く、チラシはおもに交流会で配っているのだそう

「できる!」のはずが…反応は「いらん!」 ―― じゃ、それまで知っていた信用金庫に行ってみたんですか。 横山 いえいえ、人脈なしで、いきなりです。有名な信用金庫の支店、4件に。 ―― おお! 横山 うまくいけば何度も通うつもりですし、でも行きにくいと続かないから、自転車で行けるところばかりですね。 ―― 長期的な見通しを立ててアタックを。いつ頃? 横山 2017年の5月…ですね。 ―― 行く前は、どんな感じだったんですか。 横山 以前の私は、信用金庫の支店長さんと何の話をしたらいいのか自信も勇気もなくて。それがネクストフェイズのセミナーでは「できる」と。 ―― 「できる」と…。 横山 でもまず3件ほど回ったところ、あまり感触がよくなくて。「会議がある」「面談中なので難しい」とか。3件目は支店長さん自身が出張で「今はいない」と。結局、誰にも会えないまま、1日目は終わりました。 ―― 3件も行ったのに…。 横山 その後、名刺交換までいっても、お電話でアポイント取ろうとしたら「いらん」と言われて。用事があったら電話すると。 ―― いらん…。 横山 お会いしたときの表情がよくないと「これはアウト…」って、わかるんですよ。 ―― それって、ヘコみませんでしたか… 横山 かなり。こういうことが続いたので、正直、難しいなと。 ―― でも、そこで諦めなかったんですよね? 横山 その次に訪問したところが、たまたまフレンドリーで。「自分の知り合いの建設会社の方が、新しくつきあえる金融機関を探している」って言ってみたんです。で、名刺交換して。 ―― フレンドリー。よかった。 横山 後日、普通預金をつくりにいくと、後ろからポンと背中をたたく人がいるから振り向いたら、支店長で。 ―― 支店長! 支店長が後ろからポンと背中を!

(第2回につづきます)

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●取材 久保田説子 株式会社これから ●協力 一般社団法人融資コンサルタント協会

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