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開業時の手持ちは退職金の230万円しかなかった ~借金のすすめ(3)

この話ははおもに私の体験です。
「オレはスゴイぜ」という自慢話でもなく、「こんなに苦労した」というお涙頂戴ストーリーでもなく、
出来の悪い自虐ギャグでもなく、「私の場合はこうだった」という単純なドキュメンタリーです。

いま振り返ると、「もっと早く融資を受けていれば」と思うことが多くありました。
この話を読んで、「手元に資金があるということが、どれほど日々の活動を自由にするか、
どれほど未来への展望が描きやすいか」
という、経済面&心理面にもたらす大きな余裕を
感じていただければと思いながら書いています。

独立して間もない方、これから独立を考えている方々は、士業としての独立にあたり、
それなりの準備はなさったか、あるいは今ちょうど準備しているところだと思います。
「独立前に資格取得」「少しは経験を積んだ」「ある程度の見込み客を作ってから」
「半年は仕事がなくても大丈夫なほどの手元資金を」etc…。

独立のきっかけ
私の場合は、勤めていた金融機関の破綻が独立のきっかけです。
午前に顧客から預金を預かり、支店に戻って証書を作り、午後にお持ちしようと思いながら
職員食堂で昼食を取っていたとき、そこで流れていたテレビニュースで自分の会社が破綻したことを知りました。

その後は、預金者に(当時の法律で)預金が全額保護対象であることを、融資案件が
ストップしてしまった先に政府のセーフティネット利用法を説明するだけで手一杯。
会社を辞めることは早々に決めたものの、来る日も来る日も残務処理です。
経営コンサルタントとして独立・事業運営していくための資格も、人脈も、もちろん経験・実績も、
何の準備もできず会社を離れた2002年、私にあったのは退職金の230万円のみでした。

事業が好転したきっかけ
それから経営コンサルタントとして「食える」ようになるまで2年半かかりました。
その間を、退職金の230万円だけでつないでいたのでは、もちろんありません。
コンサルタント業を細々と営んでいたものの、事業を一気に好転させたきっかけは
国民生活金融公庫(現在の日本政策金融公庫)からの融資

お金を「借りて」、「使って」、借りた以上のリターンを得ればいいという効率の良さを、
私は身をもって知ったのです。

(「借金のすすめ その4」に続く)

日本政策金融公庫の創業融資は、創業者にとって、もっとも使いやすい資金のうちの一つです。
この融資をスムーズに借りるためには、「3つのポイント」があります。
このポイントさえ押さえていれば、借りるのは、全然難しくない。

その3つのポイントを知るためのヒントが手に入ります。

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【借金のすすめシリーズ】
●借金のすすめ(1)
●資金節約型士業として延命を図るか?積極投資型士業として事態を打開するか? ~借金のすすめ(2)
●開業時の手持ちは退職金の230万円しかなかった ~借金のすすめ(3)

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