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融資そのものが否決となっては元も子もありません。
ネクストフェイズが運営する一般社団法人融資コンサルタント協会では、会員からのメールや電話、ご来訪などによる個別相談にのったり、活動報告をいただいたりしています。
先日ある行政書士の会員から、融資希望額の設定について質問をいただきました。
【与件】
●自己資金:300万円
●融資希望額:2,000万円
●15年前に自己破産経験あり
(金融機関に申込自体は問題ないとのことで確認済)
●資金使途;飲食店の開業
自己資金に対して
融資希望額が大きすぎる状態です
難しいとは思うのですが
一度ダメ元で
申請してもよいのでしょうか?
こんにちは、ネクストフェイズのキドです。創業時、「借りられるだけ借りたい」と希望する事業者は少なくありません。しかし、それは金融機関がとても嫌がる考え方です。金融機関からの印象を損ねず、融資を申請するポイントはどういったものなのでしょうか?
「減額してもそのビジネスを実行できない」
と判断される可能性が高いです
事業への姿勢そのものに疑問を持たれていると
たとえ減額して融資しても
軌道に乗るまで努力するかどうか
信用してもらうのは難しいでしょう
このように自己資金が少なすぎるときは
「融資そのものを否決」されることが
ほとんどですね
では、
希望金額の目安についても
お伺いしたいのですが…
①自己資金の3~4倍程度で申請
②「減額前提」で、①よりも更に大きな融資希望額を申請
希望融資額の3分の1程度の自己資金が
必要とされていますので
一般基準でいくと
自己資金の2倍程度が
目安となります
①自己資金の3~4倍程度で申請
でも難しいとは思いますが
②「減額前提」で、①よりも更に大きな融資希望額を申請
よりは、可能性が高いと思います
事業者の意向もあるので
できれば②での申請も考えていたのですが
やはり可能性の高い手段をとりたいので
①ですすめていこうと思います
いただいた相談の中から、キドが気になった部分についても質問してみました。
「申し込み自体は問題ない」と
金融機関から返答があったようですが
本当にそうなんですか?
「過去に自己破産した事業者である」という
信用問題はつきまとうね
「審査が厳しめになる」
ということやね
申し込み自体ではなく
その後の審査に影響が出るんですね
たとえば
過去に自己破産の経験が
ある事業者とない事業者で
同じ事業計画書を提出しても
過去に自己破産の経験がある事業者に対しては
「また同じことになるのではないか」
と審査する側はどうしても考えてしまうので
審査を厳しめに行うねん
通常の融資申請よりは難しくなる
と考えておいた方がええね
本来、創業融資の希望額とは、「どんな事業」に対して「どんな理由」で「どれだけ必要か」を緻密に計画したうえで申請するものです。
金融機関もその内容を吟味し、「返済の可能性あり」と判断すれば、融資の申請もいくらか有利になるでしょう。
しかし冒頭でもお伝えした通り、金融機関は「借りられるだけ借りたい」という考え方を一番嫌います。計画性の無い申請では、返済の可能性も事業の将来性も判断できないからです。
専門家として事業者の要望にできるだけ応えたいという気持ちはもちろん大事です。それと同時に、「いかに金融機関側の負担を減らし、スムーズに申請を進めてもらうか」という配慮も、融資サポートにおいては重要となってきます。
そんな、事業者と金融機関の橋渡し役としてのヒントが手に入るセミナーです。
※融資に関する質問などにもその場でお答えします
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