- 2021-4-5
- 融資サポート
- 伴走支援型特別保証制度, 士業のおつきあい, 士業のビジネスモデル
受講者の間で、知り合ってわずか数日で仕事の依頼が発生することも。
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
先日、久しぶりに「融資に強いFP・士業になる方法セミナー」の(オンラインではなく)リアルセミナーを行いました。そこで感じたのは、「とても楽しかった!」こと。
オンラインセミナーでも受講者の反応を見ることはできます。が、細かいところまで観察できないため、話を膨らませていく上でもどかしい部分がありました。
しかしリアルセミナーでは受講者の反応を見ながら、興味を持っていただいているポイントを漏らさずキャッチできます。オンラインセミナーより、ぐっと容易。また反応もダイレクトです。これがうれしい。
「ひとりで頑張って喋っているんじゃないんだなあ」「受講者みんなで、この場を作っているんだなあ」と双方向のコミュニケーションを感じられるのです。
では、受講者としてのメリットは何でしょうか? 今回のリアルセミナーで受講者に尋ねてみました。
【受講者目線】リアルセミナーのメリット
(1)質問しやすい
今回のリアルセミナー受講者は、オンラインセミナーではなくあえて「リアルセミナーだから」参加を決めた士業・コンサルタントばかりでした。
「融資に強い士業・コンサルタントになる方法」セミナーのリアル版では、終了後その場でドリンクのみの短い懇親会を行っています(もちろん参加自由、退室自由)。そこでリアルセミナーのよさを尋ねたところ、いちばん多かった回答は「質問しやすい」でした。
オンラインセミナーでは、質問しにくいそうです。理由を尋ねたのですが明確な答えはなく、最終的には「雰囲気ですかね…」という結論に落ち着きました。
実際、講師としても受講者の反応を見て、この点が伝わりきっていないのではと思われる受講者に対して、「◯◯さん。××についてどう思われますか?」と投げかけることがあります。するとたいてい、その点について質問が出たりするのです。
その質問に講師が答えることで質問者の理解度は上がりますし、他の受講者も気軽に質問しやすい雰囲気になります。リアルセミナーでは講師は質問を誘導しやすく、講師に促されれば質問も出やすいんですね。
(2)人脈が作りやすい
リアルセミナーに参加する目的のひとつとして、「参加する別の受講者と人脈を作りたい」ニーズがあります。
同じセミナーを受講するのですから、参加者どうし、価値観が似通っていることも少なくありません。価値観が似ている相手には親しみがわきやすく、つきあいも続けやすいので、結果的に長くやりとりできる可能性は高いでしょう。
実は今回の受講者は偶然にも全員、大阪市中央区の方ばかり。「後日、お互いの事務所を行き来しました」という報告を、個別相談の時に複数の参加者からいただきました。そこからさっそく仕事の依頼にもつながったそうです。知り合って数日ですが、ちょうど互いに必要とする職種や得意分野の人と出会えることが、往々にしてあるんですね。
(3)講師がのってくれやすい
オンラインセミナーでは、講師がどれだけ熱く語っても、その熱が受講者には伝わりづらいのが現実です。
また講師としても、受講者がどれだけ熱心に聞いてくれているのかを感じ取るのが難しく、どうしても話し方が淡泊になりがちです。こうしてお互いの熱量が低くなると、セミナーの盛り上がりに欠けやすくなりますね。
しかしリアルセミナーでは、講師は受講者の熱量をダイレクトに感じることができます。受講者の熱を感じて、さらに講師の話に熱が入り、内容はより濃くなります。「ここだけの話」「オモテ向きはこうですが、実態は…」「講師の感覚としては実のところ…」といったこぼれ話が出やすいのも、オンラインセミナーよりリアルセミナーですね。
【講師目線】オンラインセミナーのやりがい
とはいえ「融資に強い士業・FPになる方法セミナー」は、オンライン版も好評をいただいています。受講後アンケートを読むと多くの士業・コンサルタントに喜んでいただけていることがよくわかり、たいへんやりがいを感じます。
好評の理由のひとつは、以前のブログでお伝えしたようにオンラインセミナーは相当の準備をして臨みましたので、その成果でもあるのでしょう。
●オンライン版【融資に強いFP・士業になる方法セミナー】が順調(?)な理由
またセミナーでは毎回、自分の話した内容や運営の振り返りを行い、少しずつマイナーチェンジを繰り返してきました。仕事に磨きをかけていく楽しさも、講師としてオンラインセミナーを行うやりがいのひとつです。
しかし何より好評をいただけている源は、受講者のみなさんがオンラインであっても質問を投げかけてくださったり、集中して聞いてくださったりしたおかげです。このセミナーは、オンラインもリアルもそうなんですが、受講者のみなさんが真摯なのです。
「こんな時勢だからこそ、自分も中小企業のチカラになりたい」「今まさに資金繰りで困っている関与先を全力でサポートしたい」といった、士業・コンサルタントとしてたいへん誠実な姿勢で受講しに来られます。こんな受講者に毎回出会うことができて、本当にありがたいことだと思っています。
【受講者目線】オンラインセミナーでの聞き方のコツ
オンラインセミナーでも、受講者が講師の熱量をさらに上げることは可能です。話を聞いている最中に、うなずく回数を増やすだけでいいのです。
講師としては、受講者にうなずいてもらうだけで「熱心にきいてくれているのだな」と思い、より多くの情報を持って帰ってもらおう!と張り切ります。
また、聞いている側もうなずくことにより、自然とより深くセミナーに参加・集中します。受講に熱が入れば、学習効果も高まりますよね。
オンラインセミナーには、リアルセミナーにないメリット(遠隔地から参加できる、移動時間が不要など)がありますので、ご都合・目的に合わせてリアルセミナーとオンラインセミナーを使い分けてください。
2021年3月21日(日)に首都圏の緊急事態宣言が解除になりました。気候もよくなりますから、リアルセミナーにも参加してみてはいかがでしょうか。
2021年3月末日までの「民間金融機関による実質無利子・無担保制度」の後継制度が、「伴走支援型特別保証制度」。この新しい制度には、「経営行動計画を作成」と「金融機関が継続的な伴走支援」という2つの要件があります。
この2点は、新たに資金を借りる場合も、据置期間を延ばすために借り換えを行う場合も必要です。
事業者単独ではなかなか、この2つの要件を満たすことはできません。そこで士業・コンサルタントの出番です。
「伴走支援型特別保証制度」による融資のサポートができる士業・コンサルタントになることで既存客に喜んでもらえ、また新規顧客を獲得できるチャンスが大きく広がります。
そんな「伴走支援型特別保証制度」についての詳しい情報を知ることができます。
●「融資に強いFP・士業になる方法」セミナー
※オンライン・東京・大阪ともに複数日程あり