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中村和洋弁護士インタビュー【3】
「紹介」が多いのはなぜですか?

大阪市北区で開業している弁護士・中村和洋さんは、独立3年目を迎えた43歳。
「外れ馬券訴訟」の弁護人としても有名ですが、
それ以前からずっと、「紹介」でお仕事をいただくことが多い方なのです。
独立したばかり、あるいは独立間近という弁護士さんはもちろん、
他の士業さんも今日から実践できる具体的な仕事&経営ヒント、
5回連載でお届けしましょう。
聞き手は、ネクストフェイズ編集部です。

中村和洋さんプロフィールはこちら

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中村和洋弁護士インタビュー <全5回>
「紹介」が多いのはなぜですか?

【もくじ】

第1回 紹介と、その準備。
第2回 ネット広告と、フェイスブック。
第3回 餃子専門店と、人柄。
第4回 交流会の料金と、主催者。
第5回 士業と、和菓子。そして、桶。
【特別篇】 「誰ががんばるの? 法律家でしょ!」
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第3回 餃子専門店と、人柄。

中村   私の場合は①刑事事件、②税務訴訟、③行政訴訟に注力しているのですが、それが結果として、他の分野の仕事の紹介につながっているんです。

――   しかし自分の得意分野や強みを決めて言い切るのって、勇気が要りますよね。

中村   得意分野を言うことはね、怖がらなくていいんです。それがウソでなければ(笑)。

――   そこ大事ですね(笑)。

中村   言い切るときの得意分野は、狭くてもいいのかもしれない。うん、そうですね…(少し考えて)、ものすごく狭くていいかもしれません。

――   ものすごく狭く…。

中村   最初は、自分の得意分野しか仕事が来ないかもしれません。でもその仕事をきっちりできたら、「じゃ、あれもできるんじゃない?」と思ってもらえますよね。たとえば、ものすごく中国料理がおいしいお店があるとしたら、「中華系の創作料理も作ってもらえます?」とか、新しい期待も寄せてもらいやすいと思うんです。でも最初から「ウチは何でも作れます」って言っているようなお店って、そもそも行かないですよね。

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●今回の取材は冬さなかの2月でしたが、たとえ夏でも、半袖シャツは着てもネクタイは絶対着用するのだとか。
「昔から若く見られがちなので(笑)、依頼人に安心して任せていただけるように服装にも配慮しています」

中村   だから、餃子専門店でいいんですよ。最初お客さんはそのお店に、餃子を食べに行く。行って、その餃子に満足したら、「じゃちょっとほかのお料理も」「もしかして、まかない料理もおいしいかも?」と、どんどんお店との距離を縮めてくれる…。

――   餃子専門店がいい…というより、餃子専門店「が」いいと。

中村   はい、御社の東川さんもよくおっしゃっていますが、「ひとつに絞って、他を捨てる」ということが大事なんですよね。

――   (はっ、ウチの社長…これはスルーしておこうっと…)

中村   私の場合だと、刑事事件が得意だとアピールすることは、ある意味リスキーでもあるんです。まず刑事事件って、件数そのものが少ない。また、刑事と民事はぜんぜん違うものだから、「刑事やってる弁護士って、民事できないんじゃないの」と思われがちです。ましてや私は元・検事ですから、よけいに「刑事事件が専門の人」と思いこまれてしまうリスクがある。でも刑事事件を一生懸命やっていることが、結局は民事の依頼に広がっていきました。そして、いただいた民事の依頼もちゃんとこなしていくことで、「いろんな分野もしっかりこなせる弁護士なんだ!」と思ってもらえるようになったのだと思います。

――   じゃ中村さんは、自己紹介のときにあれこれ言わない?

中村   言いません(←きっぱり)。「刑事事件の経験は豊富だけれど、離婚にも強い、交通事故も得意」とか、あえて言わないんです。さいきんは相続など、別の分野も少しアピールしたりすることもありますが、最初は狭めて、まずは刑事事件が得意という点を大切にしています。

誰でも紹介できるわけじゃない

中村   私も独立当時から「キラーコンテンツはひとつでいい」とぼんやり考えていたんですが、「それでいい」とポンと背中を押してくださったのは御社の東川さんなんですよ。

――   東川は以前からそのようによく主張していますね。

中村   私、ブ士塾の会員でもクラブネクストフェイズの会員でもないんですが(笑)。

――   でも弊社の交流会にはよくお越しくださって、ありがとうございます。

中村   私が今よく相談にのっていただく崎山弁理士も、御社の交流会で出会ったんですよ。

――   そうだったんですか!(驚)

中村   で、お客さまから知財に関する相談を受けたとき、ここはやはり専門家の方を…と思うと、崎山さんをご紹介することが多いんです。

――   いつも同じ弁理士さんを。

中村   はい、弁理士さんも司法書士さんも税理士さん社労士さんも、もう何人とも知り合いになりましたが、誰かから「紹介して」って言われたら、結果的にいつも同じ人を紹介することになってしまうんです。

――   なぜでしょう。

中村   まず、お人柄ですよね。たとえば崎山さんだと、もうとにかくまず、お人柄がいい(笑)。

――   いいですよねー。←思い出しただけでほんわか

中村   それに仕事がスピーディだし、紹介先のお客さまが喜んでくださるし。

――   (崎山さん、大人気!)

中村   お客さまが喜んでくださると、またそのお客さまが別のお客さまをご紹介くださることもあって、いい循環になりますよね。

――   なるほど、「誰か専門家を紹介して」と言われても、誰でもいいっていうわけじゃないんだ(笑)。

中村   もちろんお客さまや、ご依頼の内容との相性もありますよ。でも大切なのはお人柄、そして、仕事に取り組む姿勢ですね。

――   交流会って、そういう貴重な方と出会える場でもあるんですね。

中村   でも交流会は、「選ぶ」ことが大事です。

――   どう選べばいいのでしょう? 中村さんが交流会を選ぶ基準を教えてください!

(第4回に続きます)

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中村和洋弁護士インタビュー <全5回>
「紹介」が多いのはなぜですか?

【もくじ】

第1回 紹介と、その準備。
第2回 ネット広告と、フェイスブック。
第3回 餃子専門店と、人柄。
第4回 交流会の料金と、主催者。
第5回 士業と、和菓子。そして、桶。
【特別篇】 「誰ががんばるの? 法律家でしょ!」
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