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山本哲史社労士インタビュー【4】人に会えば、お客さんが増えますか?

大阪市中央区の社会保険労務士・山本哲史さんは、独立3年目を迎えた36歳。
山本さんの顧客の8割は、創業5年未満の会社なのだそうです。
「お金がない」というところから始まる相談にも工夫を凝らして応える思考の柔軟性は、
サラリーマン時代、当時成長率120%だった人材ビジネス業界で日々新たな問題に直面し、
自分の頭で考えて答えを出す日々を送ることで「ずいぶん鍛えられた」のだとか。
人との出会い方、フェイスブックの使い方、仕事と生活のバランス、今後の働き方など、
具体的なことから「ものの考え方」まで語ってくださった内容を5回連載でお届けします。
聞き手は、(株)ネクストフェイズ編集部です。

山本哲史さんプロフィールはこちら

目次
第1回 山本さん的「ニートの歩き方」。
第2回 「おすすめできない」、山本さんがお客さんと出会う方法。
第3回 「再現できる」、山本さんがお客さんと出会う方法。
第4回 独立開業者としての、「ワーク・ライフバランス」。
第5回 いま持ってる資格の、その周りに景色が無限に広がってる。

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第4回 独立開業者としての、「ワーク・ライフバランス」。

山本 ワーク・ライフバランスという考え方は、労働時間の生産性を上げて余暇を楽しみ、それがまた仕事にフィードバックされ…という、ワークとライフ、その双方に好影響を与えるシナジーを狙っているんですね。
―― なんとなく聞いたことがあります。なんとなく(恥)。
山本 でもコミュニティ・デザイナーの山崎亮さんという方のお話を聞いて、しっくりきたんですよ。それはね、そもそも仕事とプライベートを分けない両者は統合されているんだという内容でした。
―― 新しいですね。
山本 ええ、従来のワーク・ライフバランスという考え方の、発展形というか、別パターンというか。
―― なるほど。
山本 企業勤めだったらそれこそ「仕事と生活のシナジーで…」とか考えるだろうけれど、独立開業した個人事業主は「時間」で働いているわけじゃない。どっちが自分のスタンスに近いかと言えば、私は「統合」「インテグレーション」ですね。

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●「仕事も生活も、区別しなくていいと思うんです」

―― つまり、ひとりの人間のなかに、ワークもライフも同時に存在するのが、独立後の自分としては自然じゃないかと。
山本 そうです。実際に、趣味で、興味があって通っている場で、仕事になることが意外と多いんです。なぜかだかわからないけれど、まあ再現性がないんで(笑)分析しても意味はないでしょう。ただひとつ言えることは、プライベートであっても仕事につながることもあるし、仕事からプライベートにつながることももちろんあるということです。たとえば私の場合だと、仕事が結んだ縁で、中国の河南省で行われる結婚式に呼ばれて出かけて行ったり、とかね。となると、仕事とプライベートは明確に区別する必要もないんじゃないか。むしろ、ワークとライフで態度がころっと変わると、不自然な感じもするんです。
―― 仕事のときも「自分」なら、仕事じゃない場にも積極的に出かけていくのも同じ「自分」だと。
山本 その通りです。「人脈」というほどおおげさじゃないけれど、仕事じゃない場にいるのに、仕事の紹介をしたりされたり、というのが不思議と増えてきます。それに、普段は接しないような職業やライフスタイルの人とふれあうと、「そんな発想があるんだ」と新しいインスピレーションを受けて、日ごろの自分のコンサルティングにも新しい価値を提供することができるようになりますよ。
―― 逆の見方をすると、普通に過ごしていると、同じ社労士さんや他の士業さんとのおつきあいが多くなってしまいがち、と。
山本 そうですね、それも大切です。でも、同業以外の方と接するのも、とてもいいことですよ。自分の方針としては、2012年に読んだ『ワーク・シフト』(リンダ・グラットン著)がとても参考になりました。
―― おお、その本、ぜひ読者のみなさんに紹介してください。
山本 イギリスの大学教授が、これからの働き方について書いた本です。彼女によると、3つの人的ネットワークが必要だと。ひとつめが、専門家どうしのネットワーク(自分の仕事について詳しい強いつながり)。ふたつめが、そこからずれた異種の分野の人たちとのネットワーク。前者の専門家ネットワークは、仕事の面で助け合いやすいんですよね。後者は、新しいアイデアが出やすい、視点が変わるという利点があります。
―― その両方のネットワークを持つことが大事だと。
山本 はい、士業どうしの集まりだけでなく、少し特殊なつながりの場を、新しい考え方を得られる場として大切にする。それが、自分のビジネスにおけるアイデアの原泉になりますよ。
―― まったく異なった分野の人々との交流って、最初はちょっと勇気が要りそうな…。
山本 たしかに気は遣いますね。私は社交家じゃないし、でも修行だと思って(笑)。
―― 修行ですか(笑)。
山本 もちろん修行ばかりだと疲れるので(笑)、さっきの本でいえば3つめのネットワーク、本当に仲の良い友人とか家族とかに囲まれて、自己再生する機会も大事にしています。現実的に忙しさや物理的な制約から会えないこともありますので、補完的にフェイスブックのような仕組みを活用して、会えないながらも近況を知ってもらえるような工夫をします。ただ、やはり、本当に会いたいと思えば、そのための時間は捻出するものだと思います。直接お会いすることを、もっとも重要視しています。
―― じゃ、『ワーク・シフト』は、おすすめ本ですね。
山本 はい、今後の働き方、指標として、いい本ですよ。実際に私も多くの人と会ってみて、今のところの結論としては、この本の言ってることは正解だと思うんです。具体的な結果につながっている。
―― 「仕事とプライベートを区別しない」というスタンスは、もしかしていま独身だから?
山本 結婚すると働き方は変えざるを得ない、というか、自主的に変えたくなるかもしれません。その時々の自分の役割があるでしょうし、求められる役割を担うことが重要と考えます。
―― なるほど。ところで将来の話といえば、「山本さん、社労士をやめる?」という噂をお聞きしたことが…。
山本 あ、それは…(笑)。正確じゃないです(笑)。
―― 正確じゃない?
山本 はい。きちんと説明するとですね…。

(第5回に続きます)

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目次
第1回 山本さん的「ニートの歩き方」。
第2回 「おすすめできない」、山本さんがお客さんと出会う方法。
第3回 「再現できる」、山本さんがお客さんと出会う方法。
第4回 独立開業者としての、「ワーク・ライフバランス」。
第5回 いま持ってる資格の、その周りに景色が無限に広がってる。

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