藤堂武久弁護士/中小企業診断士インタビュー【5】 「ダブル資格の活かし方は?」

東京都千代田区で独立開業している藤堂武久さん。
弁護士であり、中小企業診断士の資格もお持ちです。

2008年に弁護士資格取得、2013年に独立し、同年12月には中小企業診断士資格を取得。
その後、一般社団法人融資コンサルタント協会認定SP融資コンサルタントも取得しました。
弁護士としてはもちろん、融資に強い中小企業診断士としても活躍中です。

「弁護士&中小企業診断士」のダブル資格を、どのように活かしておられるのか、
いつものように5回連載でお届けします。

聞き手はネクストフェイズ編集部ですが、
取材に同席していたネクストフェイズ代表・東川もときどき発言しています。

藤堂武久さんプロフィールはこちら

藤堂武久弁護士/中小企業診断士インタビュー <全5回>
「ダブル資格の活かし方は?」

【もくじ】
1/独立直後はつらくて心配される日々
2/自分では集客できないから
3/「楽しそう」と思ってもらえる発信
4/顧問契約のハードルを下げる
5/士業が顧客と金融機関に同行するときは


【第5回】士業が顧客と金融機関に同行するときは

―― 士業が金融機関へ顧客と同行するとき、「うまくいくコツ」や「やらないほうがいいよ」というポイントを教えてください。

藤堂 うーん、私の場合は…。やはり、あくまで社長のサポートとしての立場で、前に出すぎないことが重要だと思います。

―― 前に出すぎない?

藤堂 まず社長から金融機関の方へ事前に、「あくまでサポートとして」士業が同席する旨を伝えていただくことですよね。同行する趣旨を簡単に伝えたうえでお伺いするほうが、スムーズだと思います。

―― 先方も心の準備ができますね。

藤堂 また、同席する際も、金融機関の方から質問を受けた社長がうまく答えられなかったときなどに、「よかったら私からも補足しましょうか?」などと、きちんと許可を取ってから発言するような姿勢が重要です。

―― イニシアティブを取らなくていい。

藤堂 社長より前に出て士業の方ばかり喋ってしまうと、「いま社長が言ったことは、本当にご本人の考えなのかな?」とか、「なにか隠しているのかな?」などと無用な心配をされてしまうリスクがあると思います。

―― ほかに融資サポートで、士業ができることといえば…。

藤堂 金融機関が求めているであろう資料などを作ってさしあげるなどのサポートも、有効だと思います。

―― たとえば?

藤堂 まずは、事業計画書です。

―― (やっぱり事業計画書は基本なんだなあ…) ほかには。

藤堂 そうそう、あるとき「税理士さんに、この勘定科目の中身を聞いてきてください」と言われたことがありましたね。

―― ディテールまで。

藤堂 あと、「ビジネスモデル図を書いて持ってきてほしい」と依頼されたこともありました。どういう仕事の流れをやっているのかを知りたいということで。

―― ベンチャー企業など、今までにない新しい事業を行うケースだと、そういう依頼はありそうです。

藤堂 あ、事業性評価シート作成依頼も1回ありました。ある信用金庫さんから。

東川 それは「オリジナルで事業性評価シート的な書類を作ってほしい」と言われたんですか。それとも、その信金さん規定の事業性評価シートを渡されて「これを埋めてほしい」という依頼でしょうか。 ←ものすごく食いついている

藤堂 たしか規定のフォーマットを埋めてほしいという依頼だったと思います。


●前のめりの東川の質問に、冷静に答えてくださる藤堂さん

東川 それは理想的な展開です!

藤堂 そうなんですか。

東川 金融機関規定の事業性評価シートを埋めるというリクエストに応えられるようになったら、仕事を回してもらえたりするんですよ。「あの士業さんだったら、ウチの事業性評価シートを仕上げてくれるよ」と。

―― 金融機関のほうから、顧客を紹介してもらいやすいと。

東川 そのとおり。「あの士業さんはウチのフォーマットの事業性評価シートを作成してくれたことがあるから、いま融資を申し込んできているあの顧客を紹介しよう」という話になりますね。

藤堂 ああ、次はそこを目指したいです。

東川 じゃ次は、金融機関から顧客を紹介してもらって、顧問契約につながったときに取材を…。

藤堂 いつになるやら…。まだ今で精一杯です(笑)。

(おわります)


●きちんとこちらの話に耳を傾け、とても真面目に答えてくださる藤堂さん。
終始おだやかな表情で、とても心地よく取材できました。ありがとうございました!


藤堂武久弁護士/中小企業診断士インタビュー <全5回>
「ダブル資格の活かし方は?」

【もくじ】
1/独立直後はつらくて心配される日々
2/自分では集客できないから
3/「楽しそう」と思ってもらえる発信
4/顧問契約のハードルを下げる
5/士業が顧客と金融機関に同行するときは


●藤堂武久さん公式サイトはこちら

●取材協力 一般社団法人融資コンサルタント協会

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