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金融機関から外部専門家への案件紹介が増加 – 声をかけられやすい士業の特徴

金融機関から外部の士業・コンサルタントへの顧客紹介が増えている背景、さらに金融機関から声をかけられやすい専門家になるための考え方をお話ししましょう。

こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。

ネクストフェイズが運営する一般社団法人融資コンサルタント協会の会員士業・コンサルタントから、「金融機関から顧客を紹介された」「金融機関の担当者が、支店の取引先の相談先として、自分を紹介してくれた」という話をよく聞くようになりました。

以前の金融機関は、企業支援をできるだけ金融機関内部で完結させる傾向がありました。そのため外部の士業・コンサルタントとの関係も、「必要時に、限定的に」程度にとどまることが少なくありませんでした。

しかし現在は、金融機関が取引先企業の課題解決を進めるために、外部の専門家と連携する場面が増えています。というのも金融機関の監督官庁である金融庁が、企業支援力(いわゆる「本業支援」)や事業性理解の向上を求めているからです。金融庁が「業種別支援の着眼点」を公表したのも、その一環。

なお金融庁の「業種別支援の着眼点」については、ネクストフェイズの過去記事もあわせてご覧ください。資料が大量なので(全135P!)、ポイントを絞って解説しています。

金融庁の「業種別支援の着眼点」は、金融機関等の現場職員が企業の事業内容を理解し、経営改善や事業者支援に活かすために作られたものです。つまりこの資料が作られた背景には、金融機関の現場だけでは企業支援を十分に進めにくくなっている現状があります。

金融機関だけでは企業の実態を把握しにくいため外部専門家が求められている

以前の金融機関では、担当者が頻繁に企業を訪問し、経営者と直接話をしながら、現場の状況や業界の流れを細かく確認していました。しかし現在は、以前より企業の実態を深く把握しにくいのが実態です。

担当者が抱える業務量が多く、また複雑化し、1社1社に十分な時間をかけにくくなっているからです。その結果、たとえば融資のときなどは決算書や試算表、限られたヒアリング内容などをもとに企業を評価せざるを得ません。情報の精度が甘いと、本来なら貸せる相手にも貸さない判断をしがちです。(銀行は業種柄どうしても慎重にならざるを得ません)

もちろん金融機関の担当者から、企業を理解する姿勢が消えたわけではありません。ただ、時間も人員も限られている中で、企業の実態を正確に把握するには限界があります。

ここに、士業・コンサルタントが金融機関から求められる余地があります。日常の専門業務で培った知識や経験は、金融機関にとって大きな魅力です。

たとえば税理士は、日頃から数字の変化を見ています。中小企業診断士なら、事業内容や改善の方向性を把握できます。行政書士だと、許認可や事業開始時の背景に関わることがあります。財務コンサルタントは、資金繰りや金融機関対応の流れを理解しています。

金融機関だけでは把握しきれない情報を、士業・コンサルタントが補える場面が増えているのです。

金融機関が連携したいと感じる専門家とは

金融機関が支店の取引先に外部士業・コンサルタントを紹介する際、重視しているのは専門知識だけではありません。もちろん融資や財務、経営改善に関する知識は重要。しかし実際の現場ではそれ以上に、「この専門家とは連携しやすいかどうか」が重要です。

たとえば経営者の話を聞きながら、①数字や事業内容を客観的に把握できる、②金融機関が必要としている情報を理解している、といった専門家は、金融機関から見ると相談をつなぎやすい相手です。

一方で、専門知識を笠に着て相手側金融機関への不満を前面に出したり、経営者側の主張だけを一方的に代弁したりする専門家については、金融機関として連携に難しい相手として映るでしょう。銀行にとっての連携とは、「経営者との橋渡し」だからです。

上にも書いたように、現在の金融機関は融資だけではなく、取引先企業の課題解決にも関わることが求められています(いわゆる「本業支援」)。そのため金融機関と情報共有しながら、企業支援を進められる専門家へのニーズが高まっています。

なお金融機関による取引先の本業支援については、以下の資料もあわせてご覧ください。ボリュームの多い資料ですので、該当ページにリンクを貼っています。

●『業種別支援の着眼点』(金融庁) – 金融機関の本業支援の考え方について ①②(P121-122)

金融機関との関係づくりで「紹介ルート」を増やす

金融機関が外部専門家と連携する方向に舵を切りつつある流れは、士業・コンサルタントにとって大きな追い風です。

顧問先や相談者の資金繰り、融資、経営改善に関わる場面で、金融機関の視点を理解した対応ができれば、金融機関から見ても連携しやすい存在。

金融機関からの案件紹介を増やすには、金融機関に売り込むことよりも、金融機関が安心して連携できる専門家になることが重要です。(金融機関のみならず、誰だって売り込まれたくありませんからね)

そのためには金融機関の現場で起きていること、担当者が求める企業情報の種類などを知っておきたいものです。

金融機関とのパイプづくりに有効なアプローチ方法

ネクストフェイズは、士業・コンサルタント向けに「士業・コンサルタントのための銀行とのパイプのつくり方セミナー」を開催しています。

このセミナーでは金融機関から求められる専門家、関係構築の方法と各ステップ、金融機関から相談されやすい専門家になるための考え方について、さらに詳しくお伝えしています。けっして売り込みではない、嫌われない、敬遠もされない、適切なアプローチを踏んでいきましょう。

「金融機関との接点を増やしたい」、「金融機関から案件紹介される関係を築きたい」とお考えの士業・コンサルタントのみなさん、銀行が連携できる専門家が少ない今がチャンスです。ぜひご参加ください。

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最新の現場事情に沿った関係構築法を伝授
※融資支援についての個別質問にもその場でお答えします
※講師は『税理士のための銀行とのパイプの作り方』(日本実業出版社)の著者、東川仁です

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