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令和8年度、目立った「新たな中小企業支援施策」は見当たりません

「令和8年度概算要求・税制改正要望について」を見ると、完全な「前例踏襲型」といった印象です。

こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。

2025年8月29日(金)、経済産業省から「令和8年度概算要求・税制改正要望について」が公表されました。

この「概算要求案」は、翌年度にどのような政策が動くのかを読み解くうえで重要な資料です。補助金信用保証制度日本政策金融公庫の融資制度など新たな施策があれば、かならずここに記載されます。

令和8年度の主な中小企業支援施策を中小企業の課題ごとに分類

数々の施策がありますので、中小企業の課題ごとに分類してみました。かならずしもあてはまるわけではありませんが、士業・コンサルタントが顧客に提案するときの目安になれば幸いです。

また【】内は8年度概算要求額および(7年度予算額)です。詳細ページへのリンクは貼っていますが、経済産業省の経済産業省関係令和8年度概算要求の事業概要(PR資料:一般会計)もあわせてご確認ください。

①顧客が資金繰り・金融支援の不足を感じていたら

②顧客に研究開発・成長投資に関する課題があれば

新しい技術や設備投資を行いたいが、資金や支援が足りない場合です。

③経営全般の相談・サポート不足

「専門的な経営相談伴走支援がほしい」経営者をサポートする施策です。

④取引・事業環境に関する悩みを相談されたら

取引条件が不利」「公正取引下請けの改善が必要」…そんな顧客に活用できそうな施策です。

⑤顧客が事業承継・後継者問題に直面していたら

「後継者がいない」「事業承継の進め方がわからない」と悩む経営者に出会ったら、話題にしてみるのもよいでしょう。

⑥社会的リスク・コンプライアンス対応

社会的責任・人権対応や、不正リスクに備えたい」などの希望を経営者からお聞きしたら、ぜひ思い出してください。

新たな施策は「見送り」

ご覧のとおり、施策の中身は前年からの継続が中心です。

概算要求額が昨年度を上回ってはいるものの、あくまで既存施策の規模拡大にとどまっており、新規の中小企業支援策は見当たりません。まさに「前例踏襲型」といえる内容です。

補正予算にも期待しにくい状況

例年12月ごろに補正予算案が発表されますが、現状ではこちらも「前例踏襲型」となる可能性が高いでしょう。

与党は過半数を割り、野党も中小企業支援に積極的な姿勢を示していません。さらにコロナ禍が収束した今、中小企業施策の優先度は下がっており、新規の施策が打ち出される可能性は低いと考えられます。

官僚としても無難にまとめざるを得ず、大きな政策転換は期待しにくい状況だと考えます。12月の補正予算に注目しつつも、大きな期待は抱かない方が現実的でしょう。

融資支援ノウハウを学んでみませんか?

こうした状況のなかでも、中小企業にとって「資金調達の課題」がなくなるわけではありません。

むしろ補助金や新規施策が出てこない分、金融機関からの融資支援がますます重要になります。

株式会社ネクストフェイズは、士業・コンサルタントを対象に「融資支援ノウハウ習得セミナー」を開催しています。

中小・零細企業、個人事業主など顧客の資金繰りをサポートしたい士業・コンサルタントに役立つ、実践的な内容です。

※融資に関する質問などにもその場でお答えします

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