景気が悪くなったときでも、融資をしてもらうようにするには

今だからこそ、中小企業経営者に伝えておくべきこと。

こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
先日、来年以降の景気の予想について調べてみました。
証券会社ぼサイトでは、強気の(景気はそう悪くならない)予想をしているところがいくつかありましたが、
それ以外のサイトでは、「景気は悪化する」という予想が多かったですね。

特に、「Diamond Chain Store online」の記事
【よく当たる!似鳥昭雄の2020年景気5大予想「五輪景気は2年前に終わった」】
は、とても興味深かったです。


ニトリホールディングス(北海道/白井俊之社長)の創業者、似鳥昭雄会長の景気予想は
よく当たるそうなのですが、その似鳥昭雄会長が、同社の本決算説明会で話した内容を
まとめた記事です。

似鳥会長の記事の概要

この記事によると、似鳥会長は、5つの予想をしています。

(1)今年以降消費は冷え込む
(2)寡占化が進み、企業間格差が広がる
(3)オリンピック景気は2年前に終わった
(4)米中欧も景気後退期にドル安円高へ
(5)建設費用は3年後に半分に

この記事から言えることは、
景気が悪くなる可能性は、極めて高い
ということではないかと思います。

景気が悪くなると金融機関の融資姿勢はどうなるか

景気が悪くなると、金融機関の融資姿勢は、当然厳しくなります。
今は、積極的に、「プロパー融資」(保証協会の保証をつけずに、金融機関が自らのリスクで行う融資)を
行っていますが、景気が悪くなると、金融機関は、まず、このプロパー融資を絞ってきます

その結果、中小企業が資金調達をするための方法は、
日本政策金融公庫か、信用保証協会の保証つき融資ということにならざるを得ません。

金融機関が融資に厳しくなる前にしておくべきこと

そのときに、日本政策金融公庫の融資枠や、信用保証協会の保証枠の大部分を使っている場合は、
融資してもらえる可能性が低くなります。
景気が悪くなったときにでも、資金調達を行うためには、今のうちに、
日本政策金融公庫の融資枠や、信用保証協会の保証枠を空けておく必要があります。

今、何をすべきか

そのために、今、行っておくべきことは、

(1)新規融資はできるだけプロパー融資で依頼する
(2)今のうち借りられる資金は、前倒しで借りておいてプールしておく
(3)金融機関との良好な関係を構築しておく

の3つです。

(1)新規融資はできるだけプロパー融資で依頼する

今ならまだ、「事業性評価融資」に積極的に取り組んでくれる金融機関はありますので、
資金調達が必要な場合は、「日本政策金融公庫」や「保証協会の保証つき」融資でなく、
「プロパー融資」による融資依頼をしてください。
そうすることで、公庫の融資枠や保証枠を減らさずにすみます
いざというときには、これが後で活きてきます。

(2)今のうち借りられる資金は、前倒しで借りておいてプールしておく

景気が悪くなると、融資審査はどうしても厳しめになりがちです。
同じ資料を出したとしても、今と、景気が悪くなった時では、融資してもらえる確率が
大幅に変わってきます。
今、資金が必要なくても、将来のことを考え、
前倒しで借りておいて、定期預金としてプールしておいてください。

景気が悪くなった場合でも、キャッシュポジションの高い企業には、
融資をしてもらえる可能性は高くなるからです。
不必要な金利を支払うことになりますが、保険料だと思って資金を確保しておいてください。

ただし、
今、必要のないお金を持てば無駄遣いをしてしまう
という経営者にはお勧めしません。

(3)金融機関との良好な関係を構築しておく

景気が悪くなったときには、多くの中小企業が取引先金融機関に対して、融資依頼してきます。
リーマンショックのときもそうだったのですが、そんな時には、金融機関は保証協会の保証つき融資で
対応していました。
しかし、あまりにも多くの中小企業が融資を依頼してきていたので、すぐには対応出来ず、
融資申し込みから実行までに、かなりの時間がかかりました

その時間を耐えきれずに、資金繰りが間に合わなくなった中小企業も少なくなく、
かなりの企業が倒産しました。

金融機関との良好な関係を構築していれば、融資に関しても、優先的に取り扱ってくれます
普段からのつきあいが重要になってきますので、いざというときに、
優先的に支援してもらえるような関係を、今のうちから構築しておいてください。

よい関係を構築するのには時間がかかるということを、
クライアントに伝えておいていただきたいと思います。


 

今、スムーズに借りることが出来ているといって、将来もそれが保証されているわけではありません

金融機関の融資方針の変更や、景気の変動担当者の交代などにより、借りられなくなることなど、
よくある話です。

状況が変わったとしても、確実に融資を確保するためには、事前の準備が必要になります。
しかし、今からどのような準備をしておけばよいかわかっていない経営者は少なくありません

そんな経営者に対して、「安定して融資を確保する方法」を伝えることで、
当該経営者からの信頼は深くなりますし、その結果、相談や他の経営者の紹介につながってきます。

そんな、「安定して融資を確保する方法」についてのヒントが手に入ります。

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