経営者が融資を申し込む際、士業やコンサルタントは同席できますか?他                       【日本政策金融公庫の融資課長たちに聞いた27の質問(2)】

先日行った「融資コンサルタント実践研究会」で、日本政策金融公庫の方々に対して、
27個の質問を行いました。
公庫の方々は、その一つ一つに、丁寧にお答えいただきました。
その時に、行った質問については、以前のブログ
【日本政策金融公庫の融資課長たちに聞いた27の質問(1)】
をご参照ください。

それらの質問のうち、今回は、
1.保険会社の担当者が「経営計画の策定のサポート」をし、公庫に同行訪問した場合、
士業さんと同様の対応をしてもらえるのでしょうか?
2.経営者が融資を申し込む際、士業やコンサルタントは同席できますか?

についての質疑応答に関する内容をお伝え致します。

1.保険会社の担当者が「経営計画の策定のサポート」をし、公庫に同行訪問した場合、士業さんと同様の対応をしてもらえるのでしょうか?

公庫:私ども、ある程度、ご紹介をいただける方、士業さんに限る部分もあるのですが、
それ以外の、一般のコンサルタントの方も、ご相談をいただくことはあります
1回、2回お会いしただけというよりも、3回、4回、5回、6回と、何回も、案件を通して
関係が密になっていくものだと思っていますので、その辺はご心配いただかなくて大丈夫かなと思います。

私どもも、いただいたすべてのご相談に、前向きな対応を極力したいとは思うのですが、
「これはちょっと難しい案件だ」というときは、
すいません、ここがこうなので、なかなかむずかしいです」という説明もさせてもらいます。
よい関係を構築をしていただければ、保険会社の担当者の方でも、
ご相談というかたちで、お話をさせていただけるかとは思っています。
 
 
2.経営者が融資を申し込む際、士業やコンサルタントは同席できますか?
 
質問者:私たち専門家が同席する場合があるじゃないですか。
担当者によっては、「同席しないでください」と、よく言われたりします。
これは、同席してはいけないのでしょうか?
それとも、同席はできるけれども、担当者によって扱いが違うのでしょうか?

公庫:原則、同席は、公庫としてはお断りしています。
例えば、普通の個人のお客さんがおられますよね。
その方の、ちょっとふれてはいけない、ほかの方に知られてはいけない情報を聞くこともあります
その際は、士業の先生とはいえ、第三者になってしまいますから、
そういうプライベートな話が出てくる場合は、
「すみません、ちょっと席をはずしていただけませんか」
という話をさせてもらいます。

これはもう、情報管理の関係になるからなのです。

ただ、そういったプライベートの話ではない、事業計画の話の時に
「この数字合わないですね」
とか、
「販売促進について、もう少し詳しい話をお聞かせ下さい」
とお尋ねしても、社長が口下手で、説明していただけないような場合とか、
一般的な話の場合には、ご同席をいただくこともあります

その辺りは個々のケースによって、対応は変わってくるという部分があります。

東川:個人的なことを聞く場合は、席をはずしてほしいけれども、
それ以外のときは、入ってもらってもかまわないということですね。

公庫:基本的に、通常お話しをしている中で、どうしても、ぽろっと出てくる部分があります。
例えば、家族構成を聞くとき。
創業融資の場合、生活費がどれぐらいかかるかを、まず、把握する必要があります
創業計画書の中の、利益から、生活費と返済代金を出してもらわないといけないですよね。

生活費について聞くときに、家族構成やお子さんのお名前とかを聞くときに、
いろいろなことが、ぽろっと出てきたりすることもあります。
離婚歴があって、養育費があります。じゃあ、養育費も生活費として参入しないといけないとか、
というようなお話をしていますので、極力、立ち入った話になりそうだなというときは、
同席をお控えいただけませんかという話をしています。

東川:逆に、専門家のほうから、そういう込み入った話のときは、
「席を外しますので、その話が終わったら呼んでくださいね。」
と言ってもらったほうが、公庫としてはやりやすいということですか。

公庫:それはあります。
私どもも、昨日、今日、この仕事を始めたばかりではないので、
込み入った話をする前段で、この辺の話は出てきそうだというのは、ある程度、わかります。
そのときは、懇意にしていただいている先生でも、
ちょっと席をはずしておいてくださいとお願いします。
ぼろっと出てきたプライベートなことを、第三者に聞かれてしまうこと自体が、
私どもにとって、バッテンになってしまいます。

ですから、それが出てきそうなときや、ちょっと込み入った話をするときは、
「すいません」
となります。

ただ、経営計画の数字の解釈等々については、同席をいただけない場合でも、
同席しようとされていた士業やコンサルタントさんに電話で確認させてもらったりします

そこは納得をするまでお話はお伺いするんです。
ただ、いろいろ個別のケースによって、同席できるかどうかというのは変わってきます。

  
融資希望者が日本政策金融公庫との面談をするときへの専門家の同席は、
公庫としては、基本的に「NO」のスタンスだそうです。
ただし、同席するのが嫌なわけではなく、
込み入った話のときは、いてもらったら困るというタイミングがあるということです。

公庫との面談へ同行した場合は、こちらのほうから、
「込み入った話のときは席をはずしますので、その話が終わったら呼んでくださいね」
と言えば、同席できる可能性は高くなる
ということを覚えておいてください。


 
公庫の融資スタンスや、公庫の担当者の考え方を知っておけば、
創業融資はとてもスムーズに借りることができます。

そんな、日本政策金融公庫の融資をスムーズにするためのヒントが手に入ります。

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