- 2017-9-1
- 補助金・助成金
- 小規模事業者持続化補助金

【2017.10.24追記】
当時の予測どおりではなかったものもあり、新しい記事をこちらに書きました。
●平成30年度に募集される補助金
あらかじめご了承ください。
↓こちらは2017年9月1日に投稿した記事です↓
来年度は、【小規模事業者持続化補助金】は、募集されなさそうな気配です。
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
9月1日(金)に、経済産業省来年度予算の「概算要求」が公表されました。
この内容を詳細に分析したところ、来年度、募集されそうな補助金と
なくなる補助金が、見えてきました。
今年度の補正予算案で、新たに募集する可能性もないとは言い切れませんので、
この分析内容が100%正しいとは言いかねますが、現時点での分析内容をお伝えさせていただきます。
【なくなる可能性の高い補助金】
1.小規模事業者持続化補助金
今年度予算では、「小規模事業者販路開拓支援事業(小規模事業者持続化補助金)」ということで、
120億円計上されていました。
今年は、その事業に対応する事業がありません。
従って、来年度の募集はされない可能性がとても高いのではないかと思われます。
2.ものづくり補助金
今年度予算では、「地域未来投資促進事業」ということで、1,001億円計上されていました。
この事業が、「革新的ものづくり・商業・サービス開発支援補助金」だったのですが、
今年は、別の形に変わりました。
今までの「ものづくり補助金」という募集のしかたは、なくなりそうです。
【微妙な補助金】
1.創業補助金
今年度予算では、「創業・事業承継支援事業」ということで、11億円が計上されていました。
この事業で、「創業補助金」「事業承継補助金」を交付していました。
来年度は、「事業承継・再編・統合集中実施事業(16億円)」と
「地域創業活性化支援事業(10億円)」と二つに分かれました。
予算を見てみると、「創業補助金」の募集はあり得ると思いますが、
この補助金も6年目になるため、見直しとなる可能性が高いです。
【募集される可能性の高い補助金】
1.ふるさと名物応援事業補助金
本年度と同様の事業である「ふるさと名物応援事業」と同じ事業で、今年も予算要求していますので、
この補助金も募集されると思います。
※今年の「ふるさと名物応援事業補助金」に関する情報は、下記をご参照ください。
http://www.chusho.meti.go.jp/shogyo/chiiki/2017/170207ChiikiShigenKoubo29.htm
2.中小企業・小規模事業者海外展開戦略支援事業補助金
本年度と同様の事業である「中小企業・小規模事業者海外展開戦略支援事業」と同じ事業で、
今年も予算要求していますので、この補助金も募集されると思います。
※今年の「中小企業・小規模事業者海外展開戦略支援事業補助金」に関する情報は、
下記をご参照ください。
http://www.smrj.go.jp/keiei/kokusai/fs/069550.html
3.事業承継補助金
今年度は、「創業・事業承継支援事業」で、この補助金が募集されていましたが、
来年度は、「事業承継・再編・統合集中実施事業」として募集されそうです。
※今年の「事業承継補助金」に関する情報は、下記をご参照ください。
http://sogyo-shokei.jp/shokei/
4.地域・まちなか商業活性化補助金
本年度と同様の事業である「地域・まちなか商業活性化事業」と同じ事業で、
今年も予算要求していますので、この補助金も募集されると思います。
※今年の「地域・まちなか商業活性化支援事業費補助金」に関する情報は、下記をご参照ください。
http://www.meti.go.jp/information/publicoffer/kobo/k170608001.html
5.地域中核企業・中小企業等連携補助金
この補助金が新たに募集される補助金になると思います。
「地域中核企業・中小企業等連携支援事業」が、その根拠となる事業で、
本年度に行われた「小規模事業者持続化補助金」や「ものづくり補助金」の代わりになる補助金です。
「地域外の需要を獲得する先端ものづくり分野や地域商社、地域外の顧客を呼び込む
観光産業等において、地域の特性を活かした事業化戦略の立案や販路開拓を
ハンズオン支援するとともに、地域中核企業・中小企業が連携して行う研究開発や市場獲得等を補助」
とありますので、研究開発に対する補助金や、販売促進に関する補助金になるのではないかと予想します。
昨年の「地域未来投資促進事業」(ものづくり補助金)の予算が1,001億円、
「小規模事業者販路開拓支援事業(小規模事業者持続化補助金)」の予算が、120億円だったのですが、
この補助金の予算要求額は178億円なので、あまり高額の補助金には、ならないような気がします。
以上が、来年度もしくは本年度の補正予算に関する補助金の予想です。
12月になると、正式な予算案が公表されますので、ここで、答え合わせをしたいと思います。
今回のこの情報を、クライアントや見込み客に対して、
「私の予想なのですが」
と、伝えてみるというのも、ひとつの戦略になると思います。
この予想が当たっていた場合は、
「この人は情報通だ」
と思ってもらうことができ、いろいろな相談につながる可能性が上がります。
「相談件数は案件数に比例し、案件数は顧客数に比例する」の法則通り、
相談件数が増えれば、自然と、顧客数は増えていきます。
そんな、補助金に関する相談を顧客獲得につなげるためのヒントが手に入ります。
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