
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
顧問契約が主体の税理士を除き、中小企業診断士、行政書士、また各種コンサルタントは、スポット業務も多いもの。
しかし、単発の仕事は入るのに、顧問契約が増えないと…。収入が積み上がらず、「こんな働き方をずっと続けるのか」と考えると、将来が不安ですよね。
単発業務が顧問契約につながらない理由は、「単発業務のなかで、顧問契約につながる導線を引いていないから」。
今日は、導線設計のための3つの視点をお知らせしましょう。士業・コンサルタントとしてのキャリアを、末長く成長させていく参考にしてください。
単発で終わる士業の共通点
中小企業診断士なら、補助金。
行政書士なら、許認可。
財務等の各種コンサルタントなら、創業融資。
仕事はある。しかし、採択されて終わり。提出して終わり。融資が通って終わり。もちろん依頼された業務が終わったのですから当然ですが、これではクライアントとの関係が点のまま。顧問契約にはつながりません。
本来あなたが備えているポテンシャルは、その事業者を別の側面からも支援できるはず。せっかくスポット業務で持てた接点ですから、その力量を顧客のために大いに発揮したいものです。
専門知識より先に問われるもの
経営者は、気が合わない相手とは顧問契約を結びたいとは思いません。
話していてどこか違和感がある。こちらの話を途中でさえぎられる。高圧的で上から評価されているように感じる。質問をしても、真正面から向き合ってもらえていないと感じる。こうした小さなストレスが積み重なると、それだけで契約の可能性は下がります。
一方で、契約につながる士業・コンサルタントには共通点があります。
こちらの話を最後まで聞いてくれる。目の前の質問に答えるだけでなく、その背景まで理解しようとする。専門的な知識を、経営者の言葉に置き換えて説明してくれる。
話しているうちに、気持ちが前向きになっていく。そして何かあったときに、まず顔が思い浮かぶ存在である。
この人なら安心して任せられる。長く付き合っていけそうだ。そう感じたときに初めて、「この仕事だけやってくれたら」ではない、長期の契約を考えます。
顧問契約は、専門知識の差だけで決まるものではありません。信頼と安心が少しずつ積み重なった結果として、選ばれるのです。
単発の仕事が顧問契約につながる3つのポイント
そもそも経営者はスポット業務だけではなく、相談しやすい専門家を求めているもの。「補助金だけ」「許認可だけ」の依頼を受けたとき、以下の3つの視点を持って行動すれば、顧問契約への道が開かれていきます。
(1)単発業務内で良好な関係を築く
顧問契約は、業務が終わったあとに突然生まれるものではありません。単発業務の進行中から、すでに経営者からの判断は始まっています。
やりとりの丁寧さ、説明のわかりやすさ、相手の話を最後まで聞く姿勢。専門用語をそのまま投げるのではなく、相手の立場に合わせて伝える配慮。
さらに意外と大きいのが、業務「以外」のやり取りです。打ち合わせの前後に交わす何気ない会話。相手の事業への関心や、近況へのひと言。そして、レスポンスの早さ。
こうした時間の中で、この人とは「話しやすい」「やりとりにストレスがない」と感じてもらえるかどうかが変わります。
経営者は理屈だけで顧問を選びません。この人なら長く付き合えそうだと感じられるかどうか。そのためには上のような積み重ねが、安心感を持ってもらうために重要です。
(2)次の課題をこちらから提示する
単発で終わる人は、業務完了と同時に一区切りにします。しかし経営活動はそこで終わりません。
融資が実行されたあと、資金繰りはどうなっていくのか。
補助金が採択されたあと、補助事業をどう実行していくのか。
許認可を取得したあと、売上をどう伸ばしていくのか。
経営者は目の前の課題に追われ、次の一手まで整理できていないことが多いものです。だからこそ、「次はここを考えておいたほうがよいので、そのお手伝いをしましょうか」と示したいもの。ここが、顧問契約につながるかどうかの分かれ目です。
相談を待つ側ではなく、先回りして課題を提示できる人は、自然と継続的な相談相手になります。
(3)1年後のビジョンを聞く
もっとも重要なのが、未来の話をすることです。
単発で終わる関係は、目の前の手続きだけで完結しています。しかし顧問契約は未来に関わる契約です。
一年後、どのくらいの売上や利益を目指しているのか。どのような組織になっていたいのか。どれぐらいの給与・報酬を手に入れたいのか。資金繰りや金融機関との関係は、どうなっているのが理想的か。
経営者が未来を語り始めた瞬間、関係は一段深まります。その場限りの支援から、将来に関わる存在へと立場が変わるからです。
①良好な関係、②次の課題、③1年後のビジョン。
この3つを意識するだけで、単発は点で終わらず、線へと変わります。
融資の相談に乗れる専門家は顧問契約を獲得しやすい
では、どのテーマに踏み込めば、顧問契約につながりやすくなるのでしょうか。
それが資金調達支援です。
売上の話は前向きに語れます。利益の話も希望を持って語れます。しかし資金の話は違います。経営者にとって、もっとも現実的で、もっとも不安が大きいテーマです。
資金繰りが不安。融資が通るか心配。金融機関と良好な関係が作れない。
ここに寄り添える専門家は、単発の業務で終わりにくい。なぜなら資金調達は、一度きりでは終わらないからです。
創業融資から始まり、(もし必要なら)追加融資、(もし有利な条件で可能なら)借換え、そのための資金繰り管理、金融機関対応…。すべてがつながっています。
資金調達に関する相談にのれる専門家は、企業の未来に積極的に関与できます。だからこそ、顧問契約につながりやすいのです。
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