融資支援ノウハウ習得セミナー【オンライン・東京・大阪】

- 【オンライン】
- 2025年 10月9日(木)・10月29日(水)・11月7日(金)・11月18日(火)
- 【東京】
- 2025年 10月8日(水) 満席御礼・10月31日(金)・11月12日(水)・11月27日(木)
- 【大阪】
- 2025年 11月4日(火)
一度きり、単発の支援で終わらず、長くおつきあいできる補助金サポート先と出会いましょう。
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
補助金サポートの業務では、顧客から感謝される一方で、思わぬ限界に直面することがあります。
補助金はあくまで経費の一部を支援する制度であり、「採択まで時間がかかる」「対象外経費が出てしまう」「交付額が想定より少なくなる」、といったケースは珍しくありません。そのため、補助金だけで資金調達を完結させるのは難しいのが実情です。
一方、中小企業の経営者にとって資金調達は、事業を続けるうえで大きな課題。とくに新しい投資や挑戦をしたいとき、補助金と融資をどう組み合わせるかが成否を分けることも多くあります。
士業やコンサルタントが補助金サポートに加えて融資支援にも対応できれば、顧客満足度は飛躍的に高まるでしょう。
さらに資金調達という経営の根幹にかかわる領域を幅広く支援できると、経営者から「資金面で頼れる存在」として認識してもらえます。
資金調達の相談は一度きりでは終わらず、事業の成長や環境の変化に応じて継続的に発生するため、その後の顧問契約にも発展しやすくなるのです。
補助金と融資は資金調達の両輪であり、組み合わせることで顧客にとっても、また支援する士業にとっても、相乗効果が大きく働きます。
今回は、補助金獲得サポートを行っている士業・コンサルタントが、融資支援ノウハウを活かして顧客満足をいただけたり、長期の顧問先に発展した事例を3つ紹介しましょう。
※融資に関する質問などにもその場でお答えします
中小企業診断士Aさんは、ある製造業から数年に一度程度、スポットで補助金の相談を受けていました。しかし今回の相談は、生産性を高めるための新しい工作機械の導入。いつもより、かなり大きな金額です。
Bさんと経営者は普段どおり補助金の申請を進めようとしましたが、もちろん採択結果が出るのは数か月先。見積もりは取っていたものの有効期限は1~2か月程度であり、補助金の結果が出るまで待っている間に、この価格高騰のご時世で、価格が改定される可能性がありました。
また、見積もりを取った時点では在庫が確保されているわけではなく、「人気機種だから、他社の発注で納期が大幅に遅れるかもしれない」と経営者は不安顔。
そこでAさんは、補助金のつなぎ融資では必要資金を満額確保できない可能性が高いことを説明。そのうえで、つなぎ資金ではなく設備投資資金として融資を申請することを提案しました。
経営者とともに金融機関を訪問し、これまでの業績データや補助金申請書に盛り込んだ計画をベースに、導入後の収益改善シミュレーションを提示。
経営者が説明しきれない部分を診断士が補足したことで、金融機関も「十分に回収可能」と評価し、必要額全体をまかなえる融資が承認されました。
結果、機械は必要な時期に導入でき、生産効率は大幅に向上。補助金は後から交付され、返済負担の軽減に役立ちました。
経営者からは「補助金だけでなく資金調達全体を任せられる存在」として信頼され、資金繰りを含めた継続的な経営相談を依頼されるようになりました。
B行政書士がある製造業の経営者と出会ったのは、知り合いの士業の紹介。「補助金に強い行政書士」「補助金コンサルタント」と名刺やサイトに明記していたおかげかな、とBさんは言います。
経営者は品質検査工程を強化するために最新の検査装置を導入したいと考えていました。ものづくり補助金で設備費の一部は支援される見込みでしたが、補助金は後払いのため、まずは全額を自己資金や融資で立て替える必要があります。
さらに、設置に伴う基礎工事や周辺機器、導入後の人件費など補助対象外となる費用も少なくなく、総額でみると大きな資金不足が生じることがわかりました。
経営者は「補助金が採択されても、資金を先に用意できなければ導入そのものが止まってしまうのでは」と強い不安を抱えていました。
そこでBさんは①補助金部分のつなぎ資金と、②補助対象外の不足資金を合わせて融資で確保する計画を提案。
補助金交付後に返済できる資金繰りシナリオを盛り込んだ事業計画書を整備し、金融機関に提示した結果、必要資金全体をカバーできる融資が承認されました。
その結果、装置は予定どおり導入され、生産効率と品質が向上。経営者は「補助金の申請だけでは見えなかった資金の壁を解消してくれた」と高く評価しました。
加えて、この経営者からの紹介で別の企業からも補助金と融資の相談が寄せられるようになり、行政書士にとって新しい顧客獲得のきっかけとなりました。
補助金を得意とする財務コンサルタントCさんは、「ネットで見つけたのだが、近所だからお願いしやすそう」という理由で連絡を取ってきたIT企業の経営者と出会います。
経営者は新しいシステム開発に挑戦するため補助金申請を検討中。しかし資金が乏しく、資金計画の信頼性に疑問を持たれかねない状況で、「このままでは採択されないのでは」と不安を抱えていました。
面談でCさんが指摘したのは2点。①補助金が採択されても資金がすぐに入るわけではない、②支払いが先行すれば資金繰りが行き詰まる危険がある、ということ。
そのうえで不足分を補う融資を計画に組み込み、資金繰り全体を崩さずにプロジェクトを進められる仕組みを提案しました。
さらにCさんは金融機関に事前相談を行い、融資の内諾を取り付けました。その資金をどのように投じ、どんな収益を生むのかを具体的な数値で示した成果です。一方、つなぎ融資を得られた裏付けを、補助金の申請書にも反映します。
結果、補助金は無事に採択され、融資も通って企業は開発資金を無事に確保。プロジェクトはスケジュールどおりに進み、経営者は「資金調達の流れを一体で設計し、安心して任せられる」と実感したとのことです。
その信頼が決め手となり、財務コンサルタントとの顧問契約が正式に結ばれました。以後、新規事業や追加融資の相談も継続的に依頼され、長期的な関係へと発展しています。
補助金サポートに融資支援を加えることで、士業・コンサルタントにとって次のような大きなメリットが得られます。
資金調達という経営の根幹を支援できる専門家は、経営者にとって「長くつきあいたい存在」。経営者はつねに資金繰りに注意を払っているからです。
その結果、単発案件で終わらず、継続的な顧問契約に発展しやすくなります。
補助金は採択や入金まで時間がかかるため、経営者は資金繰りに不安を抱えがちです。融資を組み合わせることで「つなぎ融資」「つなぎ資金」、また「別の名目での融資」の道を示せば、その不安を早期に取り除くことができます。
必要なタイミングで必要な資金を揃えられるため、設備導入や新規事業を計画どおりに進められ、成果につながりやすくなります。また補助金の採択率にも好影響を与える点も見逃せません。
補助金サポートは単発収益になりがちですが、融資支援を組み込むことで顧問契約や追加相談につながり、事務所経営の収益基盤が安定します。
補助金獲得サポートに専念する専門家は多いのですが、そこに融資支援を加えられる存在はまだ限られています。
「補助金も含め、資金調達のトータルサポートができる専門家」として市場で差別化でき、顧客から選ばれやすくなります。
補助金獲得サポートと融資支援を組み合わせれば、顧客に安心感を持っていただくとともに、事業計画の実現を強く後押しできます。つまり、顧問契約へ発展させやすいのです。
融資支援のノウハウは、士業・コンサルタントにとって事務所の収益基盤を強化し、市場での差別化を図る絶好の手段といえるでしょう。
ただし、融資支援には金融機関とのやり取りや資金繰りの見立てなど、独自の知識とノウハウが求められます。独学では限界があり、現場で通用する支援力を短期間で身につけるのは容易ではありません。
そこでネクストフェイズは、士業・コンサルタントを対象にした融資支援ノウハウ取得セミナーを開催しています。
補助金獲得サポートと組み合わせた支援の具体的な進め方、金融機関に信頼されるための押さえどころなど、実務に直結する知識を体系的に学べます。
補助金という柱に、融資支援という新しい補助線を引いて、さらに事務所基盤の安定化、他士業との差別化を図ってください。
※融資に関する質問などにもその場でお答えします
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