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学生でも一般の事業者でも、創業融資の審査における共通点があります。
ネクストフェイズが運営する一般社団法人融資コンサルタント協会では、会員からのメールや電話、ご来訪などによる個別相談にのったり、活動報告をいただいたりしています。
先日ある税理士の会員から、学生起業の創業融資について質問をいただきました。
3ヶ月ほど経過した大学生の方から
資金繰りの相談を受けています
そこで、まずは公庫へ
創業融資の相談を検討しているのですが
学生のサポートは初めてなもので…
申請における一般事業者との違いや
注意点をお伺いしたいです
「学生は実績も経験も乏しい」
という問題があります
それ故に
高額な融資を認められるのは
難しいです
となると
どのようなアクションが必要でしょうか?
「不足している実績や経験を補完できるような何か」
これをきちんと説明することが必要になってきます
開業してから今まで
売上が順調に上がっている場合は
その実績をアピールする等です
学生起業でも
一般事業者の創業融資でも
それ以外の部分で共通する審査ポイントは
以下のとおりです
①自己資金額
②経験・経歴・実績
③事業計画書の内容
学生は①と②が不足しているパターンが
多いとなると…
少なくとも
③「事業計画書の内容」を
どれだけ精密に書けるかどうかが
重要になってくるでしょうね
キドからも気になった部分を質問してみました。
創業するビジネスに関して
経験が不足している場合
その事業に関する経験者を経営陣に雇えば
創業融資の審査が有利になる
なんてことはありませんか?
その経営陣に
イニシアティブをとられるかもしれんよね
●経営陣がいないとビジネスモデルが成立しないのでは?
●経営陣をつなぎとめるための具体策(すぐに辞めない根拠)は?
などの疑問はいくつか出てくるから
ちゃんとそこの説明はできるようにせなあかんね
わかりやすい例だと
「経営陣の中に身内がいるからすぐには辞めない」とかやね
関わっているのが親族ならば
すぐに辞められるなんてことは
想像しにくいですね
必ずしも経営陣に親族が加わるなんてことはないから
その事業ならではの説明は
いつでもできるように準備しとかなあかんね
学生も一般事業者も変わりないんですね
経済産業省のページを見ていたところ、「大学発ベンチャー数の推移」という興味深いグラフを見つけました。
●経済産業省のページより
このグラフを見てみると大学発ベンチャーは増加の傾向にありますが、注意したいのが、「大学発ベンチャー」=「学生起業」とは限らないことです。
グラフ下部の説明文にあるとおり、5つの定義のいずれかを満たしたものを「大学ベンチャー」としています。(詳しくは経済産業省のページをご覧ください)
この定義の中で、「学生起業」と呼べるものは「4」にあたるかと思いますが、その割合の詳細までは確認できません。「大学発ベンチャー」と聞くと、どちらかというと教授や准教授が中心となって企業を立ち上げる方が多いイメージなので、もしかすると「学生起業」の割合は少ないのかもしれません。
しかし、昨今の大学発ベンチャーの全体的な増加に伴い、学生起業から専門家への相談も増えてきている印象です。学生起業家をメインターゲットとしない専門家の方もいらっしゃると思いますが、本記事の回答にもあったとおり、融資審査における一般事業者との共通点も多くあります。
相談者の背景に違いはあれど、共通して活かせる点は少なくないと思うのです。
ネクストフェイズのセミナーでは、多種多様な相談に対して共通するポイントについてもお伝えしています。
※融資に関する質問などにもその場でお答えします
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