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今、コロナ融資を申し込むなら、どこにすべきか

すぐの資金調達は、無理だと認識しておいてください。

こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。

昨日のブログでお伝えしましたが、
日本政策金融公庫に融資を申し込んでも、実行されるのは2ヶ月以上先になります。

その情報をfacebookで投稿したところ、公庫の方から情報をいただきました。

日本政策金融公庫の現状

公庫の方からいただいた情報は次のとおりです。

(1)都会地の支店では1支店あたり1000件から4000件の案件を抱えている

(2)案件は、今後もますます増えそうな気配

(3)支店の審査担当者は限られており、休日出勤もして必死に対応しているが、労基法で決められている法定外労働時間の上限もあり苦慮している

(4)東京ではコロナ感染者も出た。

(5)公庫職員は地域の中小企業のために命を掛けて業務を遂行している
 

なぜ、実行までに2ヶ月以上かかるのか?

上記を読めばわかるとおり、公庫の方々は命をかけて審査をしています

通常、担当者一人当たりの月間案件処理件数は、30件程度です。
担当者が5名いる支店では、処理可能件数は150件、年間1800件です。
そんな支店に、1ヶ月1000件から4000件もの案件が来ているのです。

申し込みから実行まで2ヶ月ぐらいとは、ぎりぎりの努力を重ねたうえでの期間です。
今どれだけ公庫の方々が頑張っても、物理的に処理できないのです
 

一刻も早く資金調達をするために行うべきこと

今は公庫に融資を申し込んでも、迅速な資金調達は不可能です。

そのことを踏まえ、中小企業の経営者が一刻も早く資金調達をするために行うべきことは、
懇意にしている金融機関に融資を申し込む
ということに尽きます。
   

民間金融機関で利用出来る代表的な「新型コロナウイルス感染症対策融資」

4月20日現在、民間金融機関で使える代表的な「新型コロナウイルス感染症対策融資」としては、以下の3つがあります。

●「セーフティネット保証4号」(前年同月比売上高20%以上減少)
●「危機関連保証」(前年同月比売上高15%以上減少)
●「セーフティネット保証5号」(前年同月比売上高5%以上減少)

 
どの制度も、本店(個人事業主の方は主たる事業所)所在地の市町村(または特別区)の商工担当課等の窓口に認定申請書2通を提出(その事実を証明する書面等があれば添付)し、認定を受け、希望の金融機関または所在地の信用保証協会に認定書を持参のうえ、保証付き融資を申し込むことが必要です。

その認定書を持って懇意にしている金融機関に融資を申し込めば、対処してくれます。
 ※金融機関のスタンスや担当者の熱意・能力によって
 十分に対処してもらえない場合もあります
のでお気をつけください
   

どれぐらいの日数がかかるのか

金融機関が信用保証協会に「新型コロナウイルス感染症対策融資」に関する保証を申請すると、
現在、1ヶ月程度で返事が返ってくるそうです。

あとは金融機関の対応スピードや担当者の能力によって変わりますが、そこから1週間程度で実行は可能だと思います。

有能な担当者で、
積極的に「新型コロナウイルス感染症対策融資」に取り組んでいる金融機関なら、
1ヶ月ちょっとで資金調達が可能になる
ということです。
 

懇意にしている金融機関がない場合

懇意にしている金融機関がない場合は、知り合いの士業・コンサルタントや経営者の方々に、
新規取引でも積極的に「新型コロナウイルス感染症対策融資」に取り組んでくれる金融機関」を知っているかどうか聞いてください。

もしそんな金融機関があった場合、その金融機関に申し込んでください。
情報を教えてくれた士業・コンサルタントや経営者の方に紹介してもらえれば、なおスムーズに話は進みます。

一方、そういう情報を入手できない場合は、
自分の地元の地域密着型金融機関(あまり規模の大きくない、地元密着でビジネスを行っている金融機関。「信用金庫」「信用組合」「第二地方銀行」等)を訪問し、
「今まで取引がないのですが、「新型コロナウイルス感染症対策融資」の申し込みはできますか」
と尋ねてください

多くの金融機関は
懇意にされている金融機関に申し込んでどうですか
と、さりげなく拒絶してきますが、稀に、
「もちろん対応させていただきます」
という、殊勝な金融機関もあります

待っていても、貸してくれる金融機関は見つかりません。
積極的に問い合わせる行動が必要です。
 

一般社団法人融資コンサルタント協会でも調査します

ネクストフェイズが運営する一般社団法人融資コンサルタント協会では現在、

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積極的に新規融資取引を行おうとしている金融機関がわかれば、
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