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越境融資が狙い目

借りられる確率が高いのに、金利が安いのが越境融資・越境貸出です。

こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
今、地方銀行による「越境融資」「越境貸出」の拡大が続いています。

越境融資・越境貸出とは、本店が別の都道府県にある地方銀行や信用金庫、信用組合が、
それ以外の都道府県に進出して行う融資
のことです。

平成30年(2018年)6月14日(木)の日経新聞にその詳細が掲載されています。

[blogcard url=”https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31718500T10C18A6EE9000/”]

 ※令和元年(2019年)6月13日(木)の日経新聞にも、記事から1年後のレポートが掲載されています。

[blogcard url=”https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46058420T10C19A6EE9000/”]

実は、この越境融資が狙い目なのです。
越境融資を行っている金融機関とのつきあいが深まれば、
かなり有利な条件で、融資をしてもらえることがよくあるからです。

越境融資をしている会社の多くは、地元の都道府県では、
高いシェアを握っていることが少なくありません。
それ故に、地元では、融資額をのばせる余地が限られているため、融資額を伸ばすためには、
他の都道府県に進出するしか方法がありません。

しかし、地元でない地域に進出するとなれば、新規開拓するのに、かなりの困難が伴います

1.足がかりとなる顧客が少ない
新規開拓を行う際に有効なのは、「既存顧客からの紹介」なのですが、
そういったつてのない状態で進出しているため、紹介による顧客獲得が望めません。

2.利便性に乏しい
進出する際は、一度に何店舗も出店するのではなく、すこしずつ商圏を拡大し、
その拡大にあわせて、出店をしていくという形になるので、進出当初は、
どうしても店舗数が少なくなります。
店舗数が少ないと、顧客にとって使いづらいので、なかなか、取引に繋げることは難しくなります。

3.すでに、取引している金融機関がある会社ばかり
地元の金融機関とつきあっている会社ばかりですから、取引金融機関を変更してまで、
利用しようとする会社は、それほど多くありません。

こういった困難が伴うため、越境融資を行う金融機関は苦戦するのです。

だからこそ、越境融資を行う金融機関と取引する場合、会社にとっては、
いろいろなメリットを享受できます。

1.金利・保証人等、良い条件で借りることができる
財務内容のよい会社であれば、地元の金融機関も、よい条件で融資をしています。
なので、そのような会社に融資をしようとすれば、より良い条件を提示する必要があります。
金利を、現在取引している金融機関よりも低くしたり、
代表取締役の連帯保証を取らないようにするということです。
融資に関する交渉の余地が、かなり高くなるので、
今、取引している金融機関より、有利な条件で取引することも可能です。

2.借りやすくなる
逆に、財務内容のよくない会社の場合、地元の金融機関は、
積極的に融資をしようとしない場合でも、越境融資を行う金融機関であれば、
とりあえず、融資先を増やす必要があるので、
そういった先に対しても、積極的に融資を行う場合がよくあります。

3.紹介がしやすい
地元に店舗網を持っている金融機関であれば、顧客を紹介しようとしても、
「支店毎のテリトリー」があるので、懇意にしている担当者に紹介するというのは、
なかなか難しいですが、越境融資金融機関であれば、
一人の担当者が、かなり広いエリアを担当しているので、
紹介した会社のほとんどを担当してくれます。
懇意にしている担当者であれば、紹介先の融資に対しても一生懸命取り組んでくれるので、
紹介した先に対しても、良い顔をすることができます。

このように、実は、越境融資というのは、借りる方にとっては、結構、メリットがありますので、
積極的に取り組んでもいいのではないかと思います。


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