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士業・コンサルタントが銀行の担当者と仲良くなるためには、まず、仲良くなりたい金融機関を決めることから始めましょう。
こんにちは、株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
士業・コンサルタントが仲良くなるべきは、大きな銀行よりも、地域密着型金融機関。それも、自分の事務所がある地元の金融機関を選んでください。
地元の金融機関を選ぶのは、それが一番自然だからです。自分の事務所から遠方の金融機関を選んでも、「うちのテリトリー外です」と断られることもあります。
目当ての金融機関とその支店が決めたら、その支店と既に取引のある知り合いがいないかを探しましょう。
銀行員は、常に新規取引先を探しています。渉外担当者が今も意外に飛び込み営業を辞さないのは、そういう理由から。当然、既に取引があって懇意にしている顧客には、「新規の取引先を紹介してください」とお願いしています。
どんな職業でもそうだと思いますが、既存客からご新規さんの紹介を受けると、とてもうれしいもの。銀行員も同じで、また、紹介した顧客の顔もあるので、大事に扱ってくれます。第一印象がいいので、その後、いい関係を築きやすいのです。
しかし、紹介してくれる知り合いがいなくても心配いりません。自分で出向けばいいのです。大切なのはむしろ、出会ってからのつきあい方だからです。
知り合いから支店を紹介されたときも、または直接自分で支店を訪問したときも、その場で口座開設できるとは限りません。先方も、事業の実態を確認しないといけないからです。
最初の出会いから、できるだけオープンマインドで接しましょう。
●「まず普通預金口座を開きましょう。いつごろ事務所に来ていただけそうですか」
●「事務所へは気軽にお立ち寄りください。協力できることがあればできるだけ、と思っています」
銀行員は喜んであなたの事務所を訪ねてくれるでしょう。
後日、事務所にご訪問いただいて、普通預金口座を作る手続きを行います。そこで雑談をすることになるのですが、最近の若い渉外担当者は話をするのが苦手な人も少なくないようです。銀行、支店の様子、担当者の普段の業務についての質問をするなどして、あなたから話題を提供しましょう。
渉外担当者がリラックスして「訪ねやすい事務所」「先生も感じいい人」と思ってくれたら、より気軽に来訪いただきやすくなるでしょう。
後日、担当者が事務所まで、開設した口座の通帳を持ってきてくれます。そのときにも雑談をしながら、再度お伝えしましょう。
●「大したことはできませんが、少しぐらいなら協力させていただきます。キャンペーンの目標などもあるでしょうから、そのときは遠慮なく声をおかけください」
普通預金通帳を作って1週間ほど経ったころ、「定期預金もつくりたいので、一度事務所に寄ってもらえませんか?」と連絡をすると、担当者は喜んで来てくれるでしょう。
事務所で定期預金の申し込み手続きをしながら、また雑談。後日、その定期預金通帳を届けてもらったときにまた雑談ができます。
上記のステップを踏めば、約10日間で5回、担当者と会うことができます。短期間で5回もあれば、かなり担当者との心理的な距離が縮まるでしょう。そこから、より親密な関係を作ることができるのです。
つきあう金融機関や担当者が決まって、その担当者と密接な関係を築いて、そこで初めて「あの先生に、取引先の困りごとを相談しようかな」と思ってもらえるのです。
銀行員に限らず、初対面の相手には警戒心を持つのが普通。銀行員にはその傾向が強いかもしれませんが、大丈夫、少しずつ仲よくなればいいのです。お互い人間ですから。
銀行とのおつきあいの開始から、少しずつ警戒心を解いてもらうヒントが手に入ります。
※融資に関する質問などにもその場でお答えします
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