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質問「担保資産を変更したいのに、金融機関に拒否されました」

ネクストフェイズが運営する融資コンサルタント協会では、会員からのメールや電話などによる個別相談を受けたり、ご報告をいただいたりしています。

先日ある会員から、ご自身が融資サポートしている顧客の担保変更についてご質問をいただきました。

※一般社団法人融資コンサルタント協会サイトはこちら
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担保評価額の高い方に変更したいと言っているのに

質問者 「借り入れの際、土地や建物を担保提供することが往々にしてありますよね。その担保を、金融機関が選定する基準を教えてください」

東 川 「担保の選定基準?」

質問者 「というのが、私のお客さん、個人所有の土地から会社所有の土地に担保変更しようとしているんですが、金融機関に断られたんですよ」

東 川 「選定基準といっても、会社資産と個人資産、どちらかを優先的に担保提供しないといけないというルールはありませんよ。個々の評価額は?」

質問者 「現在の担保(個人資産)より、変更したい担保(会社資産)の方が、ずっと高いんです。なのになぜ…」

 

一般的な担保の順番は「会社所有の不動産 → 経営者個人の不動産」

東 川 「一般的に担保は、会社所有の不動産→経営者個人の不動産という順番になることが多いんです。しかも評価額は、会社所有のものの方が高いんですよね…。ふむ…」

質問者 「わけがわかりません」

東 川 「これまでの経緯も含めて、個別の事情がありそうです」

質問者 「個別の事情?」

東 川 「はい、業種が同じでも、債務額が同じでも、ひとつとして同じ融資はありません。かならず個別の背景があるのです。そこで何かあったのかも」

質問者 「なるほど」

東 川 「まずはそのお客さんのBSとPLなどの基本情報、そして、その融資に至った経緯も詳しく聞かせてください(後略)」

(2017年5月某日、個別相談にて)

 
こんにちは、ネクストフェイズ編集(以下、編集)です。個別の事情が絡んでくると、このように金融機関からイレギュラーな対応をされることがあるんですね。
 

相談相手を確保しておくことも士業の務め

東川はいつも、「ひとつとして同じ融資はない」と言っています。

たとえ同じ業界・同じ地域・同じ融資希望額・同じくらいの年商・社歴の企業でも、他のさまざまな要素によって融資スタイルは変わってくるのです。

編 集 「しかしそんなとき、頼れるのが書籍やネット記事だけでは心細いです」

東 川 「いろいろ調べても、一般的な知識だけしか書かれていない、ということも多いしね」

編 集 「自分が抱えているのと同じような融資事案を、見つけるだけでも骨が折れそう…」

東 川 「だから融資の基礎を知っておくだけでなく、個別の事情を含めた相談ができる相手を確保しておくのも、士業のビジネスモデルに組み込んでおく大事な要素やで」

編 集 「相談相手の確保まで」

東 川 「うん、士業って先生と呼ばれてしまう立場やから、お客さんの前ではドーンと構えていたいもんやねん」

 
セミナーで知ることができるのは、原理原則。でもセミナー「後」は、よろこんで個別の相談にのります。

相談1
融資についての基礎を知りたい
相談2
金融機関から顧客を紹介してもらいたい
相談3
ちょっと難しい融資案件を相談されて…
相談4
書籍やネットでは解決法が見つからない
相談5
誰に訊いたらいいかわからない

などで悩んでいる方も、ぜひお越しください。

難しければ難しいほど、ややこしくなればなるほど、講師の東川は燃えるのだそうです(融資案件オタクと言えるかもしれません…)。

※融資に関する質問などにもその場でお答えします

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