- 2016-4-20
- 顧客獲得
- キラーコンテンツ, 士業のビジネスモデル
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「強み」を身につけるのに必要なのは「最低限の知識」と「アドバイスしてくれる指導者」。
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
多くの士業の方と話していると、
「他の同業者と差別化するためには、「自分独自の強み」が必要だと思うのですが、
どうすれば、「自分独自の強み」を身につけることができますか?」
という相談をよく受けます。
そんなとき、私は、こう言っています。
「「強み」は「身につけるもの」ではなく「決めるもの」ですよ」と。
例えば、「融資に強い」という「強み」を身につけようと思ったときに、多くの方は、
その知識やノウハウを身につけるための勉強をします。
その勉強自体は悪いことではないのですが、勉強されているほとんどの方が、
「知識やノウハウが身について、自信を持って「融資に強い」と、人に言えるようになってから、
「強み」をアピールしよう」
と考えられます。
ある程度学んで、人にアドバイスできるレベルになったときに、
「私は融資に強い専門家です」
と、言えるようになるかというと、そうなりません。
学べば学ぶほど、
「自分には知識や経験がまだまだ足りない」
と思ってしまうからです。
そうなると、「強み」をアピールできるようになるまでに、結構な時間がかかります。
士業の方達は、謙虚なので、
「完璧に知識を提供できるまでは、自信を持って対処できない」
と思ってしまいます。
しかし、そこには、「顧客視点」が欠けています。
アドバイスをもらいたい人は、「完璧な答え」を求めているわけではありません。
今の自分の困り事に対する「アドバイス」が欲しいのです。
その専門家の持っている知識で、アドバイスできるのであれば、「自信がない」と言わず、
どうどうとアドバイスしてあげるべきなのです。
よしんば、自分の知識では、うまくアドバイスができないのであれば、
そういうアドバイスができる人に教えを請うて、的確なアドバイスをいただけばいいこと。
大事なことは、
「困っているクライアントに対して、何らかのアドバイスをしてあげること」
なのです。
だから、「強みが身につく」まで待っていれば、遅いのです。
「これを自分の強みにする」と決めたら、その時点で、
「私の強みは◯◯です」
とアピールすること。
アピールすれば、相談が集まります。
実践で、そういった相談に答え続け、経験し続けることで、「強み」に変わります。
「必要最低限の知識」と「自分が答えられないときにアドバイスしてくれる指導者」さえあれば、
その強みは、「アピールできる強み」と変わります。
「強み」は「身につけるもの」ではなく、「決めるもの」なのです。
だから、決めることさえできれば、「強み」は一瞬で身につけることができます。
「強み」を身につけることは、むずかしいことではありません。
なぜなら、No.1の強みを求めている人は、ほとんどいないから。
自分の困り事を解決してくれる人であれば、「すごい知識」なんて求めていません。
自分の周りの人の中で
「比較的、その分野に詳しい人」
がいない場合、自分がその人になれば、その分野に関する相談が集中することになります。
「融資に強い」という分野に関して、「比較的、詳しい人」になれる方法と、
「助言してくれる指導者」を見つけるヒントが手に入ります。
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