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銀行員との1回や2回の面談では、顧客の紹介につながらない

私は、多くの銀行員から仕事や顧客の紹介を受けていることを知っている多くの士業やコンサルタントの方から、
「地元の支店の銀行員と名刺交換をしたことはあるのですが、全然、顧客の紹介につながりません。どうやったら紹介につながるのですか?」
という相談をよく受けます。
確かに銀行員は士業やコンサルタント等の専門家との接点を求めていますが、かといって、初めて名刺交換をしただけの専門家に仕事を紹介することなど、ほとんどありません。

「紹介する」という行為は、自分の信用につながるため、おいそれと、どこの誰かよくわからない人を簡単に紹介することはできません。
「何が出来るのか」「どんな実績があるのか」「何年、この仕事をしているのか」などの専門家としての実務能力については知りたいと思っていますし、何よりも彼らが知りたいのは、「この人は、自分の取引先に紹介できるほど信用できる専門家なのか」という人間性の部分です。

「得意とする業務内容」「実績」「経歴」「プロフィール」などは、チラシや資料に書かれたものを見ればわかりますが(本当のことを書いてあるとの前提ですが)、「人間性」だけは、実際に何度か会ってみないとわかりません。

渉外担当をしていた時代の私にも経験があります。
担当先の社長から
「ヒガシカワくん。昨日、取引先から突然、契約上の問題でいきなり訴えられたんだ。
どう対処したらいいかわからないけど、とりあえず相談したいので、弁護士の先生を紹介してくれないか?」
と言われたのです。
当時の私には、弁護士の知り合いはいませんでした。
ある異業種交流会に参加したときに、名刺交換したことのある弁護士がたった一人いただけでした。もちろん、その方がどういう人かよく知りませんでしたが、他にも紹介できるネタをもっていなかった私は、その弁護士に連絡をして、
「すみません。以前、名刺交換をさせていただいたヒガシカワと申しますが、私の担当先の会社の社長が弁護士を紹介して欲しいとおっしゃっています。よろしければ、お話を聞いてあげてもらえませんか?」
とお願いしました。
電話での弁護士の先生の応対は、面倒くさそうな感じでしたが、他に頼める方もおらず、何とか、取引先の方の話をきいてもらうよう紹介することになりました。
結果的には、紹介した弁護士の対応がひどすぎて、私の担当先の社長は激怒してしまい、しばらくの間、私も出入り禁止となってしまいました。

そのことを上司に報告した際に
「銀行員は会社の看板を背負っているのでもあるから、いい加減な人間は紹介してはいけないということも知らなかったのか」
と、とても叱責をうけました。

私は知りませんでしたが、基本的に銀行員ならそのようなことはみんな知っています。
だから、1回や2回会ったぐらいでは、普通は仕事の紹介などしてくれないのです。

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