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コロナ融資を利用中+新規融資を検討中の事業者への金融機関対策アドバイス

士業・コンサルタントとして知っておきたい、アフターコロナに悩む事業者への金融機関対策・交渉についてのアドバイスです。

こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。

2023年7月から2024年4月にかけて、「民間金融機関による実質無利子・無担保融資(民間ゼロゼロ融資)」返済開始のピークが来ます。

たとえば2020年7月に民間金融機関からコロナ融資を3,000万円(貸出期間10年・据置期間3年)で借りた事業者は、毎月約36万円の返済が2023年7月から始まります。(7年間で3,000万円を返済)

コロナの影響から脱しきれていないのに毎月36万円の返済は厳しい」という事業者は少なくありません。そんな事業者のために用意さているのが、「コロナ借換保証制度」。返済が始まった融資の「同額借換」で、さらに据置期間を延ばせます。

コロナ借換保証制度については過去記事でも解説していますので、ぜひご参照ください。

この「コロナ借換保証制度」のハードルは高くないのですが、対応を渋る金融機関の話も耳にします。そうなると残る手は、「リスケ」です。しかし後述しますが、リスケにはメリットと同時に、大きなデメリットがある。新規融資をしてもらえなくなるのです。

●「近々始まるコロナ融資返済が難しい」

●「それどころか追加の新規融資が必要」

●「しかし新規融資は断られた」(または「断られそう」

 
士業・コンサルタントのみなさん、そんな顧客がいればリスケの検討前に、「増額借換」(同額借換ではありません)のためのアドバイスをしてください。下記で詳しくお話しましょう。

※なおネクストフェイズは、事業者への個別アドバイスを行っていません。ご相談のある事業者は、ネクストフェイズが運営する一般社団法人融資コンサルタント協会の会員を検索して気軽に連絡を取ってください。融資の専門研修を受けた融資コンサルタントが、全国に900名以上います

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そもそも「リスケ」とは? メリット・デメリットは?

今までも本欄で「リスケ」に言及してきましたが、あらためてご説明しましょう。

リスケとは

金融機関に「条件変更契約書」を新たに差し入れ、毎月の返済条件を変更すること

 
リスケすれば、毎月の返済金額が減額されます。返済金額が減額されるので、完済までの期日が延びます。返済スケジュールが変更となるため、このことを「リスケジューリング」、略して「リスケ」といいます。
 

リスケのメリット – 資金繰りが楽になる

リスケのメリットは、「返済額が減額されて資金繰りが楽になる」ことです。

現状では返済できない財務状況なのに「かならず返済を」と考え、より金利の高い資金(消費者金融、カードローン、商工ローン等)を借りて返済に充てるのは本末転倒。金融機関にリスケ依頼するほうが、何倍もリスクヘッジできます。

リスケのデメリット – 新規融資をしてもらえない

しかしリスケの大きなデメリットが、「新規融資をしてもらえない」こと。

「借りている融資を返済できない事業者」ですから、当然「新規融資をしても返済できない」と判断されます。

通常返済状態(当初契約通りの返済額に戻ること)にならない限り、ごく一部の例外を除いて、金融機関は新規融資については俎上にさえ載せてくれません。
 

同額借換はリスケではない。しかし新規融資は断られやすい

日本政策金融公庫の中小企業事業には「公庫融資借換特例制度」があります。

一方、国民生活事業には「コロナ借換保証制度」のような制度はありません。とはいえ日本政策金融公庫の国民生活事業で「新型コロナウイルス感染症特別貸付」を利用中の事業者でも、公庫に同額借換を依頼するとおおむね前向きに対応してくれやすいものです。

これら公庫や保証協会に依頼する同額借換は、リスケではありません。よって債務者格付けは、「正常先」と区分されます。リスケ中なら新規融資は門前払いされることがほとんどですが、同額借換なら正常先と扱われて門前払いされることはないのが一般的です。

ところが多くの場合、同額借換をしている事業者が新規融資を依頼しても、「据置期間が終わらない限り新規融資に応じることは難しい」と断られやすいのです。

そこでおすすめするのが、「増額借換」です。
 

新規融資が必要なら「増額借換」を依頼しよう

新たに資金を必要とする場合は「新規融資」ではなく、「現在借りているコロナ融資の金額+新たに必要な資金額」の合計額で増額借換を申し込むとよいでしょう。

●難しい → 「同額借換(による据置期間延長)」+「新規融資

●おすすめ → 増額借換=「現在借りているコロナ融資額+新たに必要な資金額」の合計額

 
先述のとおり「同額借換による据置期間延長」+「新規融資」は断られやすいもの。しかし「増額融資」となると、多少ハードルが下がります。

また、増額借換分の据置期間を設定すれば、既存融資分(=近々始まる返済)も、その据置期間の終了までは返済する必要がなくなります。

一方、増額借換を依頼するには、「調達する資金による新たな取り組みで、売上や利益が増える計画」の提出が必要です。その計画に金融機関が納得すれば、増額借換に応じてくれます。

新規融資を申し込んで担当者レベルで断られても、そこであきらめるのではなく、もう一押し粘ってみましょう。士業・コンサルタントとしては、以下のように交渉するよう事業者にアドバイスしてみてください。

【事業者から金融機関への交渉例】

新たな取り組みを行うことで売上や利益を増やす計画があります。

計画書を提出しますので、
内容を見たうえで、
増額融資に取り組んでいただくことは可能でしょうか?


新規融資を求める理由の多くは、「追加運転資金」です。業況が元に戻らないと赤字が続き、資金が流出し続けます。資金が枯渇すると事業が回らないため、「追加運転資金」が必要なんですね。

しかし金融機関は「赤字が続く企業に融資しても返済可能性が低い」と考えるため、「赤字補填のための追加運転資金」融資には慎重になります。

資金使途が「赤字補填のための追加運転資金」では、新規融資を借りることができません。「売上・利益を増やすための取り組み」を含んだ経営計画があって初めて、新規融資に取り組んでもらえるのです。

しかし、そんな経営計画を自力で作成できる事業者は少ないもの。そこで事業者の力になれるのが、「融資に強い士業・コンサルタント」です。金融機関が融資をしやすくなる経営計画作成をお手伝いして、新規融資を必要とする事業者の役に立つことができます。

そんな、金融機関が融資をしやすくなる経営計画作成を支援できる士業・コンサルタントになるヒントが手に入ります。

※融資に関する質問などにもその場でお答えします

※なおネクストフェイズは、事業者への個別アドバイスを行っていません。ご相談のある事業者は、ネクストフェイズが運営する一般社団法人融資コンサルタント協会の会員を検索して気軽に連絡を取ってください。融資の専門研修を受けた融資コンサルタントが、全国に900名以上います

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