- 2019-3-12
- 融資サポート
- 士業のビジネスモデル
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すぐ回答しなくても大丈夫。自分が答えを出さなくても大丈夫。
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
「融資に強いFP・士業になる方法セミナー」のアンケートで、
「今回のセミナーに参加する前は、どのようなことで悩んでいましたか?
参加の目的は何でしょうか?」
ということを聞いています。
その中で、
「クライアントから融資の相談をされることが、ときどきあるが、聞かれたことに対して、
わかる範囲で自己流で答える、もしくは、「わからない」といった回答することが多い」
という回答が、少なくありません。
「わからない」というのは、とても勇気の要る言葉ですが、
自己流で判断し、間違ったアドバイスをするよりは、何倍もましです。
以前、うまくいったアドバイスを、同じように別の事業主に行ったとしても、
まったく別の結果になってしまうこともよくあります。
正しいアドバイスをすることは、とても重要です。
しかし、融資に関しての経験も薄く、知識もあまりない場合は、
正しいアドバイスがしづらいでしょう。
そのような状況になったときには、相談者に対して、
「それについては、少し調査が必要ですので、後ほど、連絡させていただきます」
と言い、時間を稼ぎ、その後、「融資に詳しい人間」に相談し、
もらったアドバイスを、そのまま、相談者に伝える。ということをすれば、相談者からは、
「この人は、融資に詳しい専門家だ」
と、思ってもらえるようになります。
そのために、「融資に詳しい人間」とのパイプを作る必要があります。
では、どのようなパイプを作ればいいのでしょうか?
必要なパイプは、
1.日本政策金融公庫の担当者
2.民間金融機関の役席以上の方
3.融資に関する経験が豊富な士業・コンサルタント
の3つです。
1.日本政策金融公庫の担当者
創業融資の場合、その95%以上が、日本政策金融公庫になっています。
公庫には、いろいろな判断基準があり、案件によっては、「行ける」と思っていたものが、
認めてもらえなかったケースも少なくありません。
公庫に懇意にしている担当者がいれば、微妙な相談を受けた場合に、その担当者に電話して、
「私のクライアントが、こうこう、こういう状況で、創業融資を申し込もうとされています。
この場合、何か問題となることはありますか?」
と尋ねれば、結構、細かいところまで教えてくれます。
それをそのまま、相談者に伝えるだけで、「実践的なアドバイス」になります。
2.民間金融機関の役席以上の方
公庫ではなく、民間金融機関へ申し込まれた方から相談があった場合、聞くべき相手は、
「民間金融機関の人」になります。
公庫の融資の方針と、民間の融資の方針は微妙に違うからです。
しかし、民間金融機関の人間なら、他の金融機関であっても、問題となっている点について、
ある程度、内容を類推できるため、よいアドバイスをしてくれます。
ただし、聞くべき相手は、経験の薄い担当者でなく、役席。
役席とは、管理職のことですので、いろいろと経験しています。
その経験から導き出されたアドバイスは、役に立つことが多いです。
3.融資に関する経験が豊富な士業・コンサルタント
公庫の担当者に聞いても、民間金融機関の役席に聞いても、
あまり、深いところまで踏み込んだアドバイスは、期待できません。
踏み込んだアドバイスをすると、コンプライアンスに引っかかりかねませんから。
難しい案件になればなるほど、金融機関の人間は、
否定的な(融資は下りないと思う)意見になってきます。
そして、当たり障りのないことを言うのです。
そんなときは、「融資に関する経験が豊富な士業・コンサルタント」に相談してください。
立場が違うので、グレーゾーンに近いアドバイスをしてくれることもあります。
また、困難な融資案件を通した経験もたくさん持っていますので、引き出しが多いです。
このように、
「日本政策金融公庫の担当者」
「民間金融機関の役席以上の方」
「融資に関する経験が豊富な士業・コンサルタント」
とパイプを作ることで、融資の相談があっても、心配することはなくなります。
融資の相談ができる相手を何人か持っておくことで、
たとえ自分に、融資に関する知識がなくても、融資のお手伝いができるようになります。
ただ、問題は、「融資の相談が出来る相手」をどこで、どうやって見つけるかということ。
そんな、「融資の相談ができる相手」とつながるためのヒントが手に入ります。
●「融資に強いFP・士業になる方法」セミナー
(東京) 3月21日(木)、26日(火)、4月9日(火)、11日(木)、19日(金)、24日(水)
(大阪) 3月19日(火)、28日(木)、30日(土)、4月4日(木)、6日(土)、18日(木)
※4月以降も日程あり。詳しくはサイトをご参照ください