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「税理士は生き残れない」のか?

「週刊エコノミスト」(毎日新聞社/12月2日号)は『競争激烈! 税理士・会計士・弁護士』という特集を組んでいます。

「税理士や弁護士、公認会計士は試験に合格しても、生き残っていくのは難しい。」という内容のことが書かれています。

下記サイトに、その内容が紹介されていますので、ご参照ください。

ここでは、格安税理士の儲けのカラクリについて書かれています。

「顧問料が月1万円以下などの激安価格にはからくりがある。一つは安いのはあくまで顧問料で、これだけでは十分なサービスは提供しない仕組みだ。会社への訪問や記帳代行ごとに追加料金がかかって、結局高くつく。顧問料は月980円なのにトータルでは5万円くらいかかったという話も聞く。もう一つは、薄利多売でたくさんの顧客をとるが、税理士1人では回らないので、安い時給のアルバイトを雇って、ほとんど丸投げしてしまう」

(同特集より)

経営コンサルタントとして、多くの中小企業経営者からの相談を受けます。
その中には、
「今の税理士を変えたいのだが、紹介してくれないか」
ということが少なくありません。

何故、税理士を変えたいのかと聞いてみると、
「値段に見合うだけのサービスを提供してくれていない」
と理由がほとんどになっています。

「安さに惹かれて顧問契約をしたが、いろいろと追加料金がかかって、結局、普通に税理士に頼むのと同じぐらいの料金になったにもかかわらず、経営に関する相談にも乗ってくれないし、税理士も会社に来てくれず、相談してもまともに答えてもらえない事務員しか来ない。それなら、きちんと料金を払って、まともな税理士事務所に顧問を依頼したい」
と言われます。

また、この記事には、こういうことも書かれています。

「ネットの広告費にたくさんお金をかける事務所は増えている。(略)多いところだと1000万円単位で広告費を使っている。(略)他の経費を削って広告費に回している可能性もあるわけで、ものすごくお金をかけているようなホームページの事務所には注意した方がいいかもしれない。ホームページがやたらと立派で仕事もよくできるという人にはあまり会ったことがない」

(同特集より)

今までは、格安を売りにして顧客を獲得することが出来てきたようですが、この記事のように、インターネットで税理士を探す場合、広告にお金をかけている事務所には気をつけたほうが良いという話が、だんだんと広がってきています。

そういう話がより広がっていくと、「格安で提供=サービスが劣悪」というイメージがついてしまうため、逆効果になりかねません。

これから、士業が生き残っていくためには、「価格戦略」ではなく、同業者との「差別化戦略」が必要になってきます。

以前、士業向けに
「開業後、開業する前に知っていたらよかったと思ったことは何ですか?」
というアンケートをとったところ、同率の1位に上がってきたのが

「自分の売りを何にすべきか」

ということでした。

この記事の最終パラグラフには

「やり手の税理士ほど、顧客や弁護士、金融機関の紹介で仕事が殺到するために、ホームページにお金をかける必要がないのだ。」

 
とありました。

そういった顧客や、他士業、金融機関の紹介をしてもらうためには何が必要かということについては、次回、お伝えします。
 
 
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