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補助金情報の手に入れ方

補助金の募集開始は、こうやって決まっています。

こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
士業やコンサルタントの方かから、よくある質問の一つに、
補助金や助成金の情報って、どうやって手に入れているのですか?
というのがあります。

経済産業省の補助金の情報を、いち早く獲得する方法については、先日のブログ
「「補助金セミナー」は、集客力が抜群!」
で、解説していますので、そちらをご覧ください。

今回は、経済産業省が発表した補助金の募集が、いつ始まるかについて、
そのメカニズムを解説させていただきます。

補助金を出すのも、予算がないと出すことができません。
経済産業省は、財務省に対し、
「来年度は、このような施策を実行したい。ついては、これぐらいの予算が欲しい」
と言って、「概算要求」を行います。

経済産業省だけでなく、厚生労働省(助成金)や国土交通省等の、各省庁も、それぞれ、
概算要求案を財務省に提出します。

財務省は、各省庁から提出された概算要求を調整し、来年度予算案を決定します。
概算要求で行う予定の施策の予算は、削減されることはあっても、
その施策がなくなることは、ほとんどありません。

なので、概算要求に書かれている補助金は、翌年度、高確率で募集されます。

財務省は12月に翌年度政府予算案を策定し、内閣に提出します。
閣議決定を経た後、その翌年度予算案は、国会に提出されます。
予算案が国会を通過しなければ、その予算案は実行出来ませんので、国会の審議を待ちます。

通常国会が1月に始まりますので、審議に入るのは、1月からということになります。
まず、衆議院で審議し、予算案が通過すると、参議院に送られます。
「衆議院の優越」があるので、衆議院で、その予算案が可決すれば、30日後に、その予算案は成立します。
それが大体、3月下旬から、遅れると4月上旬になります。

これが、「本予算」の決定メカニズムです。
本予算が決定次第、補助金の募集を開始することができますので、
本予算での補助金となると、募集開始が、4月中旬以降になります。

その前に「補正予算」というのがあります。
補正予算も、国会の審議を経て、成立しなければなりませんが、
通例、「補正予算」の審議は、1月初旬から中旬にかけて行われ、
成立するのが、大体、2月中旬ぐらいになります。

今までの例で行くと、経済産業省系の補助金は、補正予算で募集されることが
少なくありません。
補正予算については、年度内に着手するようになっていることから、
補正予算で行われる補助金については、2月下旬から3月にかけて募集されることになります。

経済産業省においては、どの補助金が「本予算」で施行されるのか、「補正予算」で施行されるのかは、
「概算要求」の中の「平成◯◯年度 経済産業政策の重点」という資料を見ると、
わかるようになっています。

こういった、補助金募集開始のメカニズムを知っておくことで、中小企業の経営者に対して、
こんな補助金が募集されますよ。募集時期は◯月ぐらいになりますよ
と、いち早く、お伝えすることができるようになります。


補助金決定のメカニズムを知ることができれば、他の士業やコンサルタントよりも早く、
その情報をクライアントや見込み客に伝えることができます。

経営者が欲しがる情報を、継続的に伝えていくことで、周りの方々から
この専門家は、中小企業支援施策情報に詳しい専門家だ
という評価を得ることができ、いろいろと相談されるようになります。

そんな、経営者からいろいろと相談されるような専門家になるためのヒントが手に入ります。

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