経営者保証解除支援ノウハウセミナー

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数字の見せ方ひとつで、経営者保証解除の結果は大きく変わるもの。その「見せ方」に強いのが、財務コンサルタントです。
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
金融機関が中小企業の経営者保証を外すうえで、もっとも重要なのが数字。事業への思いや将来のビジョンがどれだけ魅力的でも、金融機関は最終的に数字を見て判断します。
資金の流れは安定しているか、返済できる力があるか、今後の見通しは妥当か。これらが数字で示されていなければ、保証解除のハードルは下がりません。
この点で、財務コンサルタントは極めて重要な役割を担います。数字を整理し、読み解き、相手に伝わる形へと整えることは、経営者だけでは難しい作業。財務の専門家が関わることで、漠然とした数字が「金融機関に安心感を与える根拠」に変わります。
経営者が思いだけでは突破できない数字の壁を乗り越える力こそ、財務コンサルタントならではの価値だと言えます。
※なおネクストフェイズは、事業者への個別アドバイスを行っていません。ご相談のある事業者は、ネクストフェイズが運営する一般社団法人融資コンサルタント協会の会員を検索して気軽に連絡を取ってください。融資の専門研修を受けた融資コンサルタントが、全国に1,000名以上います
経営者保証解除の支援で財務コンサルタントが果たせる役割は、ひとつではありません。数字の整理や分析だけでなく、それをどう見せ、どう活用するかが結果を左右します。
ここからは、実際の現場で特に力を発揮できる三つの場面について見ていきましょう。
保証解除の判断で、金融機関が最も注目するのは「返済能力」です。どれだけ利益が出ていても、資金の流れが不安定だと「返済できないのではないか」と見なされ、保証解除は進みません。
財務コンサルタントがまず行う作業は、毎月のお金の動きを整理し、どのように資金が入り、どのように使われているのかを一目でわかる形にまとめることです。
難しい計算式や複雑な分析を並べる必要はありません。入出金の流れと返済の余力をシンプルに示すだけで、金融機関は「この会社は安心して返済を続けられる」と判断しやすくなります。
また、季節的な要因や一時的な支出の影響などもあわせて説明することで、「今後の見通し」に対する信頼性も高まります。
資金繰りの見える化は、数字の説得力を高めるうえで欠かせない第一歩です。
決算書や試算表だけでは、会社の実態は伝わりません。数字の裏にある経営の状況や改善の取り組み、将来の見通しまで伝えてこそ、金融機関は安心して判断できます。
ここで財務コンサルタントならではの力が活きます。
たとえば売上の推移や利益の増減に対して短い説明を添えるだけで、「なぜその数字になっているのか」が伝わりやすくなります。また、グラフや表を用いて資金繰りの改善傾向を示せば、金融機関の担当者は瞬時に状況を理解し、保証解除の検討も前に進みやすくなります。
決算書や試算表の数値をただ並べるだけでは、金融機関には意図が伝わりません。重要なのは、数字の背景にある経営の実態をどう読み取り、それをどんな言葉や資料で伝えるかという点です。
財務コンサルタントがこの部分を丁寧に支援することで、同じ数字でも受け手の理解度が大きく変わり、保証解除の判断が前向きになる可能性が高まります。
経営者保証解除は、ただ資料を提出するだけで終わるものではありません。金融機関との面談、やり取りを通じて、返済の見通しや事業の見込みについて納得してもらうことが必要です。
そのとき重要なのが、「どの順番で、どの情報を、どのように伝えるか」という段取りの整理です。
多くの経営者は、この交渉の進め方をよく理解していません。話の流れを整理しないまま面談に臨んでしまい、質問に答えられなかったり、意図がうまく伝わらなかったりして、結果的に判断が先送りになるケースも少なくありません。
しかし財務コンサルタントなら、面談の前段階から「どの数字をどのような順序で説明すべきか」「どの資料をどのタイミングで出すべきか」を明確にし、経営者が自信を持って交渉に臨めるよう準備を整えることができます。
たとえば最初に返済能力の根拠となる資金計画を示し、次に事業の見通しと売上計画を伝える、最後に追加の資料や改善施策を提示する、といった流れを設計しておくだけでも、面談は格段にスムーズになります。
交渉の段取りが整理されていることは、金融機関にとっても「この会社は準備を整えている」との安心感につながり、判断が前向きになる可能性を高めます。
私が支援した案件の中で、とくに印象に残っているのが、長年メインバンクと取引を続けてきた小売・卸売業の経営者から相談を受けたケースです。
会社は黒字経営を続けていましたが、資金の使い方や返済の見通しについて、具体的な資料が整理されておらず、金融機関からは「今のままでは経営者保証の解除は難しい」と言われていました。
そこで、まず着手したのは資金繰りの整理でした。毎月のお金の動きを明確にし、どのタイミングでどれだけの返済原資が確保できるかを示す資金計画表を作成したのです。
さらに、今後の売上見通しと利益計画をまとめ、数字の背景や根拠が伝わる説明資料も整えました。
加えて、面談の前には経営者と何度も打ち合わせを重ね、「どの順番でどの数字を説明するか」「どんな質問が出そうか」といった点まで一緒に準備しました。こうした段取りを整理しておくことで、経営者は面談当日、自信を持って話ができるようになりました。
結果として、面談は終始落ち着いて進み、金融機関の担当者から「数字の裏付けが客観的なので検討しやすい」と評価をいただいたとのこと。
最終的に経営者保証解除が認められたうえ、その後の追加融資の話まで前向きに進むようになったのです。
この経験を通じてあらためて感じたのは、単に数字を整理して資料をそろえるだけでは不十分だということです。
「どの数字を、どの順番で、どのように伝えるか」まで一緒に考え、経営者が交渉の場で自分の言葉として数字を説明できるまで支援することこそ、財務コンサルタントの大きな役割だと実感しました。
A財務コンサルタント-独立開業4年目
これまでは自分達の状況をどのように説明すればいいのかがまったく分からず、金融機関との面談はいつも不安でした。正直なところ、担当者の質問にその場しのぎで答えるだけで、うまく伝わっていなかったと思います。
今回は財務コンサルタントという数字の専門家に、事前に弊社の数字を整理してもらい、どんな順番で話せばよいかまで一緒に考えてもらえました。
おかげさまで当日は自信を持って話すことができたと思います。数字の裏付けをしっかり示すことで、こちらの考えがきちんと伝わるという実感を持てたのは、大きな収穫でした。
A財務コンサルタントの支援先-小売・卸売業
多くの経営者は、金融機関との交渉に慣れていないものです。たとえ事業内容に自信があっても数字での説明がうまくできず、相手に伝わらないまま終わってしまうケースも少なくありません。
その壁を乗り越えるために、財務コンサルタントのサポートは大きな力になります。
経営者保証解除の場面で財務コンサルタントが果たす役割は、「数字を扱う専門家」という一言では表しきれません。
数字の整理や資料の作成にとどまらず、交渉の流れを組み立て、経営者が自信を持って話せる状態まで導くことこそ、財務コンサルタントならではの、もっとも価値のある支援です。
数字は、ただ並べるだけでは相手の心を動かしません。どの数字をどう示し、どのような順番で話を進めるか。そこまで踏み込んで支援できる専門家が関わることで、金融機関の受け止め方は大きく変わり、保証解除の実現可能性も高まります。
財務コンサルタントは、経営者にとって「数字を武器に変えられるパートナー」です。数字という共通言語を使って金融機関との信頼関係を築き、支援先の次の成長への道筋をつくる役割を担うことができます。
ここまで見てきたように経営者保証解除の支援では、財務の専門性が大きな力になります。そしてその力は、経営者に安心感を与えるだけでなく、金融機関の判断を変える実践的な要素です。
しかし、現場ではここで紹介した内容だけでは足りません。実際の交渉の現場では、金融機関ごとの方針や審査の着眼点、数字の読み方のクセなど、書籍等では得られない「リアルなコツ」が数多く存在します。
それらを身につけることで、保証解除の支援は単なる単発の案件ではなく、継続的な顧問業務へと発展していきます。
財務コンサルタントとしての専門性を活かし、より高いレベルの支援で中小企業に貢献したい方は、ぜひ、「経営者保証解除支援ノウハウセミナー」で具体的な方法を学んでください。
金融機関との交渉で、現実的な効果を出すための知識とノウハウが詰まっています。

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