- 2017-10-4
- 顧客獲得
- ファックスDM, 士業のビジネスモデル

セミナー後のアンケートだけでは、受講者を顧客にはできません
こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
「セミナーをしても、その後、顧客獲得につながらない」
と相談されることがよくあります。
どんなすばらしいセミナーを行ったとしても、その後、顧客獲得につなげるためのしくみが
なければ、成果にはつながりません。
セミナーを行って、受講者を顧客にするにはいくつかの方法があります。
1.受講者ともう一度会う機会を作る
2.受講者を「無料相談」に誘導する
3.セミナーの続きのセミナーや勉強会を準備しておく
4.メールマガジンを送り、関係性を細く長く持っておく
5.受講者が興味を持ちそうな情報を定期的にファックスDMで送る
今回は、このうちの
「受講者ともう一度会う機会を作る」
という方法についてお伝えします。
どれだけすばらしいセミナーをしても、受講者のほうから、
「もう一度お会いして話をお聞きしたいのですが」
と言ってくることは、ほとんどありません。
だから、もう一度会おうと思えば、こちらからアプローチする必要があります。
セミナーをしていると、どの人が熱心に聞いているのか、よくわかります。
熱心に聞いている方は、セミナーの内容に興味がある方なので、見込み客をなり得ます。
そういう方を何人か見つけておき、途中の休憩や、セミナー修了後に、
こちらの方から名刺交換に行くのです。
熱心に聞いてくれているからといって、向こうから名刺交換を来てくれるとは限りません。
確実にアプローチするためには、こちらから名刺交換に行くべきです。
受講者にすれば、講師の方から名刺交換に来てくれて、いやな思いをする人は一人もいません。
喜んでもらえます。
そして、名刺交換したときに相手の住所を見て、
「◯◯市◯◯町ですか?偶然ですね、この近くに、うちの顧問先があるのですよ。
来週、その顧問先を訪問する予定になっています。今日のセミナーの感想などを
聞かせていただきたいと思っているのですが、顧問先を訪問する際の前後にでも、
御社に訪問させていただいたらご迷惑でしょうか?」
と尋ねてみてください。
セミナーに強く興味を持っている方ですから、講師から、直接話を聞きたいと言われて、
断る人は、なかなかいません。
まして、「ご迷惑ですか?」と聞かれて、「ご迷惑です」という人も、なかなかいませんから、
ほぼ100%、承諾してもらえます。
その近所に顧問先がなくても、「顧問先があります」と言ってください。
受講者の会社を訪問するときの方便で構わないのです。
訪問した際には、
「今回、どういう目的でセミナーに参加されたのですか?」
という質問をしてください。
セミナー内容に関する経営課題を抱えていたために、受講したでしょうし、その経営課題を
解決するヒントが得られたので、興味を持って聞いてくれたのだと思います。
ですので、上記質問をすることで、その経営課題についての話題になります。
その話を深掘りしていくと、経営課題に関する具体的な内容を話してくれます。
その内容について、3つぐらいのアドバイスをします。
4つめのアドバイスをするときに、
「その内容につきましては、少し、調べる必要がありますので、
次回、お会いしたときにお伝えさせていただいても良いですか?
再来週に近くの顧問先に来る予定がありますので、その時にでも訪問させていただきます。」
と次のアポイントをとるのです。
そういったことを何回か続けますと、先方から
「あなたの顧問料はいくらぐらいなのですか?」
と聞かれることがよくあります。
そうなれば、顧客化に成功というわけです。
私自身が顧問先を獲得した効果的な方法ですので、一度、試してみてください。
少なくとも、セミナーをして、ただ待っているだけよりは、遙かに顧客を獲得できるようになりますよ。
セミナー受講者を顧客にするために重要なことは、受講者と何度も会うこと。
会う回数が増えれば増えるほど、講師に対する好意が深まりますし、
講師の知識・能力・人となりも理解してもらえます。
そんな受講者を顧客にするためのセミナー運営の方法についてのヒントが手に入ります。
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