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■”資金調達支援アドバイザー”という仕事■ No.005
〜隔週発行〜
NPC 東川 仁
<目次>
1/現場第一主義〜
【返済額減額に失敗した理由に悩む、中古車販売業の二代目社長】
2/NPCからのお知らせ 〜その1・その2・その3
3/あとがき
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1/現場第一主義〜
【返済額減額に失敗した理由に悩む、中古車販売業の二代目社長】
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こんにちは、NPCの東川です。
今日は、前に一度とりあげたことのある返済額減額について。
でも今回は前回とは逆、返済額減額に失敗したケースで、
メインでお話ししたいのは「なぜ失敗したか」という点です。
ある日、返済額減額に失敗したある中古車屋さんが、
私のところに相談にやってきました。
そうですね、40歳くらいの方だったかな。聞けば二代目社長とのこと。
お父さんが一代で築いた中古車販売の会社を彼が引き継いだのは、
昨年の秋のことでした。
ところが今年の2月、資金繰りが苦しくなって、
なじみの信用金庫に借入金の返済額減額を申し入れた。
この若社長、若い頃からお父さんの事業の手伝いをしていたものですから、
通常の業務については何の問題も起きていませんでした。
今回の返済額減額についても、お父さんが以前、
この信用金庫から5,000万円の融資を引き出してきたときの
アドバイスを受け、きちんとその通りにやった。
で、失敗。交渉決裂。
なぜか、という結論から先に申し上げると:
「金融機関が変化したので、
お父さんからのアドバイスがまったく無効になってしまったから」。
じゃ、どのように金融機関は変わり、我々はどう対処すればいいのか。
それが今日のお話です。
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減額申請の際、信用金庫から言われたのは、
以下の書類を持って来てくださいということでした。
1/資金繰り表
2/去年の決算書+今年度分の試算表
3/経営改善計画書(返済額を将来、元に戻す源となります)
ここで若社長、驚いた。
「前に父が融資を受けたときには決算書のみの提出だったのに」。
血気盛んな若社長は(ホントに”熱い”方でした…)、
怒り、声を荒げ、そんな資料は作れないと突っぱねる。
しかし貸付係はガンとして譲らない。
最終的にこの社長、ヘソを曲げて帰ってしまいました。
実をいいますと、以前はそういった必要資料を、
金融機関が用意していたのでした。
かつての金融機関は「貸す」ことに精を出していましたから、
ヤヤコシイ資料作成も喜んで引き受けていたんですね。
今は引退した前の社長は、
おそらくそんな書類が「ある」ことさえご存じないでしょう。
さて、ではなぜ今回、貸付係は態度を軟化させなかったのか。
それは、軟化させようにもできないから。
超・超・超多忙で、とても必要資料の作成時間が取れないからです。
貸付係が忙しくなった理由:
1/リストラの嵐で人員削減
2/店舗の統廃合で担当顧客数が増加、しかし人員は削減
3/金融監督庁からのお達しが1999年に厳しくなった
4/それに伴って金融機関も独自の顧客ランク付けを開始
1と2はわかりやすいですね。
仕事が増えたのに、人員が減った。忙しくなるのも当然です。
3と4には、ちょっと説明が必要です。
3にある金融監督庁からのお達しとは:
「融資先のお客様を格付けしなさい」
ということです。
このお客様は正常に返済を行っているか。
また要注意先、破綻懸念先、実質破綻先、もしくは100%破綻先か。
振り分けるランクは、全部で5つ。
これ、ものすごい作業量です。
想像してみてください。どれだけの数のお客様がいることか。
その一つ一つの返済状況や財務、事業の先行きを見極める作業…。
さらにそれを、年に2度、見直さねばなりません。
もうタイヘンです。貸付係はヘロヘロです。
4は、個々の金融機関が、3のお達しとは別に、
独自に顧客ランク付けを開始したということです。
もちろん以前からこの作業は行われていたのですが、
ランクがもっと細かくなりました。
ここでも仕事倍増、
貸付係の気力・体力は風前の灯です。
当時はまだ私も金融機関に籍を置いていましたが、
うーん、私の肌感覚だと、
人員は1/3で仕事は5倍=忙しさは15倍、というところでしょうか。
(ホントですよ〜)
というお話をさせていただき、
「自分が二代目だから無理難題を押しつけられたのか」と
勘違いしてはらわたが煮えくりかえっていた若社長は、
ようやく貸付係の厳しい現状を理解してくださったのでした。
私は必要資料を作り、件の信用金庫まで社長に同行。
一緒になって謝罪をして、無事に返済額減額までこぎ着けました。一件落着。
●結論 【あなたの金融機関の状況は、以前とは違う】
「あ、融資のことなら前に申請したことがあるんだ」と言ってあなたに
アドバイスする方がいて、それをやみくもに信じて同じようにやっていたら、
もしかしたらエライ目に遭うかもしれません。
「貸付係は忙しい --> こちらから資料を作って持っていく」
今のこの時代は、こうするより他ありません。
また、前回お話ししたように、月に1度くらい積立をするついでに
貸付係と話をしたりすれば、相手の厳しい状況もわかるし、
こちらの状況もわかってもらいやすい。
うーん。
最後はやっぱり前回と同じく、積立定期のおすすめになってしまいました(笑)。
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2/NPCからのお知らせ その1
「天職レッスン〜 今さら聞けない、でも聞きたい、商売のコツ」
●日時 5月16日(金) 午後6時受付 午後6時30分開始(終了予定午後9時)
●場所 大阪市立総合生涯学習センター 第2研修室
大阪市北区梅田1-2-2-500 (大阪駅前第2ビル6階)
TEL 06-6345-5000 FAX 06-6345-5019
http://www.manabi.city.osaka.jp/Contents/lll/center/center.html
●対象 --- 店舗を構えて、商売を始めようとしている方
--- 既に商売をしている方
--- 商売に興味がある方なら誰でも
●定員 50人(先着順)
●内容 1.集客方法(DM、チラシなど)
2.商品のレイアウト方法
3.在庫管理や会計の方法
●会費 1,500円 (当日徴収いたします)
●お申込先 総務担当幹事・金澤までお願いします。 kanazawa@itsuzai.net
●講師よりみなさまへ
「私、東川は上記1の「集客方法」を担当し、2と3はまた別のスペシャリストが
講師を務めます。実践的なノウハウを惜しげもなく(!!)披露しますので、
ご商売に興味ある方、これはちょっと見逃せないチャンスですよ」
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2/NPCからのお知らせ その2
「ノンフィクションレポートセミナー
〜経験者に聞いた、借金を全額返済せずに済んだ事例〜」
●講師 NPC 東川 仁
●2003年5月21日(水) 午後6時30分受付 午後7時開始
●大阪産業創造館5階 研修室B
http://www.b-platz.ne.jp/contents/map/map.php3
●詳細はNPCのホームページをご覧ください。
http://www.geocities.co.jp/WallStreet/2728/0521seminer.html
●講師よりみなさまへ
「借りたお金を返すのは当たり前。
しかし、全額返済せずに済んだという、ちょっと珍しい事例があります。
経験者から、こってりみっちりと話を聞いてきました。
ただ、すべての人に適用可能という事例・ノウハウではないので、
単純に”借金を返済したくない!”という方が参加なさっても
あまりメリットはないでしょう。そんな話があるんだ、くらいの
好奇心で来られるくらいが、ちょうどいいかもしれません」
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2/NPCからのお知らせ その3
「資金調達支援セミナー
〜創業者が絶対知らなきゃならないお金の借り方〜」
●講師 NPC 東川 仁
●2003年5月24日(土) 午後1時受付 午後1時30分開始
●大阪産業創造館5階 ルームC
http://www.b-platz.ne.jp/contents/map/map.php3
●詳細はNPCのホームページをご覧ください。
http://www.geocities.co.jp/WallStreet/2728/0524seminer.html
●講師よりみなさまへ
「今すぐ独立という方も、いつかはという方も、ぜひお気軽にどうぞ。
ネットで資料収集したりメールで相談するより実際にその場で質問すれば、
ずっとスピーディでパーソナルな答えが得られますよ」
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3/あとがき
今日の若社長のお話、こういうケースは意外と多いのです。
「前社長の父がこうしていたから」「以前、融資を受けたという人がこんな
アドバイスをしてくれたから」ということで同じ手法で申請したところ、
融資や返済額減額の交渉が決裂する。決裂しないまでも、
「なんでウチだけこんなヤヤコシイことを要求されるんだ」と不満に思う。
「今」を知ること。
その大切さを、私は自分が失敗したことで実感することができました。
※サンプルマガジン参照:
http://www.geocities.co.jp/WallStreet/2728/mailmagazine.html
どうか、なるべく金融機関に足を運んで、貸付係と仲良くなって、
相手の現在の状況を知る機会を作ってください。
ところで、上記お知らせ欄でもご紹介しましたが、5月はセミナーが3つ。
ちょっと増えてきました。
宣伝するつもりはないのですが(?)、セミナーのいいところは
その場ですぐディスカッションできること。質問も回答もスピーディです。
そしてもう一つの大きなメリットは、文章にはちょっと残せないエピソードに
触れられること。キワドイ話、キケンな話がポンポン出てきます。
もしいつか、みなさんのご都合がつくことがあったら、
一度セミナーにいらっしゃいませんか。
メルマガでは、あのー、書けないことがいっぱいあるのです(笑)。
NPC 東川 仁
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■今回の記事の感想をはじめ、ご質問や今後のリクエストなど、お気軽に
お寄せください。たいへん楽しみにしております。ご質問に対しては直接、
またはメールマガジン上でお答えできればと思っております。また、記事の
ご要望にも沿えるよう努力していきます。mailto:jinny@cin-a.com
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■本メールマガジン内の事例に出てくる相談内容、融資状況や金額等は、
守秘義務に則って一部変更しております。あらかじめご了承ください。
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■「まぐまぐ」「melma !」の配信システムを利用して発行しています。
「まぐまぐ」( http://www.mag2.com/ ) ID : 0000105802
「まぐまぐ解除」 http://www.mag2.com/m/0000105802.htm
「melma !」(http://www.melma.com/)
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■発行/NPC(New Profit Consulting〜新収益創造コンサルティング)
http://www.geocities.co.jp/WallStreet/2728/
資金調達支援アドバイザー/ビジネスコンサルタント
東川 仁(HIGASHIKAWA Jin) mailto:jinny@cin-a.com
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■編集/office K
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