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■”資金調達支援アドバイザー”という仕事■ No.003
〜隔週発行〜
NPC 東川 仁
<目次>
1/現場第一主義〜【返済額減額に成功した社長さん】
2/NPCからのお知らせ
3/あとがき
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1/現場第一主義 〜 【返済額減額に成功した社長さん】
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こんにちは、NPCの東川です。
今まで創業にまつわる資金調達のお話をしてきたので、
今日は、銀行への返済額減額についてのエピソードをご紹介しましょう。
ある日、プラスチック成形の工場を持つAさんから、
「運転資金に困っています」ということでいただいた資料を手に、
心の中で「ありゃりゃ〜」とつぶやいてしまった私。
某金融機関への借金が自社では返せないので、
他から借りてきて、その金融機関へ返済している。
こ、これはもしや、典型的な自転車操業!
さらに利率は、新しい借入先の方がずっと高い。
もともとの借金の倍の利率で借りて、そのまま返済に充てる。
倍ですよ、倍!
これじゃ借金は増えていくばかり。
というのは小学生でもわかりそうな理屈ですが、
この社長さん、あまり危機感をお持ちでなかった。
自覚していたのは、「運転資金が足りない」という点のみ。
そこで私は新しく資金繰り資料を作成。その数字を見て初めて
Aさんはコトの深刻さに気づいたのでありました。
「数字を目にする」ということから来るインパクトのせいでしょうか。
次に私が着手したのが、もともとの銀行に対する返済額減額の
ための資料。「経営改善計画書」といいます。
◎現状の会社の状態はこうであり、現在の返済額にはムリがある
↓
◎とりあえず1年間は減額できないだろうか
↓
◎そのかわり、経営のこういうところを改善するつもりだ
↓
◎市場環境もこういう見通しであるし、当社の得意技術にマッチしている
↓
◎1年後には元の返済額に戻れるよう、くれぐれも経営には留意するから
だいたい以上のようなシナリオです。
骨組みだけ書いてみるとシンプルですが、
えー、作成はかなり困難です。
Aさんとはトコトン話し合いました。
資金・数字のことだけではなく事業そのもの、
つまり市場の将来性や、仕入れ方法、技術レベル、他社の動向、etc。
Aさんは「ここまでの資料なんか作ったことない」と、
ずいぶん戸惑っておられましたが、
資金調達支援アドバイザーには多くの情報が必要なのです。
結果、Aさんは見事、返済額減額に成功しました。
今まで毎月500万円返済していたのが、現在は250万円。
差し引き250万円×12ヶ月=3,000万円/年の資金余裕が出てきました。
Aさんの持つ会社規模から見れば、かなりの額です。
さらに、新しく作成した経営改善計画書のおかげで
Aさんは目標がハッキリし、なんと業績まで上がるという
嬉しいオマケまでついてきました。
というのも、経営改善計画書には今後の経営戦略が詰まっていて、
そっくりそのまま、Aさんの企業の経営指南書になるんですね。
私の当初の目的は返済額減額でしたが、
その資料作成が業績アップにつながったことの方が嬉しかった。
おそらくAさんも私と同じ考えだったのでしょう、
一連の作業をきっかけに顧問契約を結ぶに至りました。
あれからも資金コンサルタントとして、さまざまなアドバイスを行っています。
1年後には返済額の見直し時期がやってきます。
そのときにはもちろん知恵を絞り、あらゆる手だてを使って、
Aさんの会社をサポートしていくつもりです。
●結論 【銀行は返済額減額に応じてくれる、こともある】
もちろん「問答無用!」とばかりにシビアな銀行もあります。
が、現状を説明する資料と将来見込みの資料があれば、
返済額減額の相談に乗ってくれる金融機関があることも事実です。
だって、よく考えてみてください。
結果的にその貸出先が資金繰りに窮して倒産すれば、
これはもう回収不可能、貸し倒れ、不良債権。
それなら減額してでも少しずつ返済してもらう方が、
銀行にとっても嬉しいはずです。
ただし、よく練った資料が必要です。交渉テクニックも要ります。
たとえば前述の経営改善計画書、交渉のカギとなる資料ですが、
ふつう、社長さんにはなかなか作成できるものではありません。
数字の関連が煩雑で時間もかかるし、何より作成にはコツが要る。
それならご自身は経営者としての本業に専念して、
面倒な作業はプロに全部押しつけてしまうのが得策です(笑)。
あなたのコンサルタントは、銀行事情や交渉術に通じていますか?
そして、あなたの事業に愛着を持って接していますか?
これ、意外と大切なポイントですよ。
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2/NPCからのお知らせ
「資金調達支援セミナー 〜創業者が絶対知らなきゃならないお金の借り方〜」
●講師 NPC 東川 仁
●2003年5月24日(土) 午後1時30分受付 午後2時開始
●大阪産業創造館6階 ルームC
http://www.b-platz.ne.jp/contents/map/map.php3
●詳細はNPCのホームページをご覧ください。
http://www.geocities.co.jp/WallStreet/2728/0524seminer.html
●講師よりみなさまへ
「今すぐ独立という方も、いつかはという方も、ぜひお気軽にどうぞ。
ネットで資料収集したりメールで相談するより、実際にその場で質問すれば、
ずっとスピーディでパーソナルな答えが得られますよ」
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3/あとがき
今回は「創業時の話ばかりではなく、返済額減額のことも聞きたい」という
リクエストにお答えしてみました。ご参考になったでしょうか。
実際に私の業務でも、返済額減額したい」というご相談が増えています。
こういうご時世ですから当然ですね。
減額できる場合もあるし、できない場合もある。その基準は実にたくさん
あって、今日お話しさせていただいたのは、ほんの一例にすぎません。
その他のポイントについては、また別の機会にご紹介しましょう。
どうぞこれからもよろしくお願いいたします。
NPC 東川 仁
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お寄せください。たいへん楽しみにしております。ご質問に対しては直接、
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東川 仁(HIGASHIKAWA Jin) mailto:jinny@cin-a.com
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