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質問「税理士が所要運転資金を短期融資でつなぐことは可能?」

資金繰りにおける悩みは、事業者だけのものではありません。

ネクストフェイズが運営する一般社団法人融資コンサルタント協会では、会員からのメールや電話、ご来訪などによる個別相談にのったり、活動報告をいただいたりしています。

先日ある税理士の会員から、税理士の短期継続融資について質問をいただきました。

※一般社団法人融資コンサルタント協会サイトはこちら

 

所要運転資金を短期融資で繋ぐことは可能?

税理士
所要運転資金の
考え方について質問です

例えば建設業などでは
所要運転資金分を短期融資で補填し

返済後にまた借りて実質返済しない
というようなことはよくあると思います

ヒガシカワ
はい

税理士
そこで質問なのですが

税理士でも同じように
所要運転資金分を短期融資で繋ぐことは
可能ですか?


 
こんにちは、ネクストフェイズのキドです。資金繰りについての悩み。これは事業者だけではなく専門家のみなさまもお持ちだと思います。今回、「建築業での短期継続融資」を例にした質問ですが、果たして税理士でも同じような条件で対応してもらうことは可能なのでしょうか?
 

継続融資をする必然性があるかどうか

ヒガシカワ
建設業の場合
以下が基本的な短期運転資金の
考え方です

建設工事の受注があり
その工事を行うことで
確保できる売上が確定しているが
その工事を行うための資金が不足している

要するに
「返済原資」が確保できているので
その資金が入金されるまでのつなぎとして
借入を行う。

税理士
はい
ヒガシカワ
ここでポイントですが

建設業の場合
受注する工事が継続的に発生します

そこで金融機関は
煩雑な融資手続きを嫌うことから

短期継続融資として
対応することが多いのです

税理士
なるほど…

となると
税理士では厳しいでしょうか?

ヒガシカワ
税理士の場合でも

「返済原資」と
その入金日が明確
になっていて

その返済原資を確保するために
資金が必要な場合であれば

短期融資として
対応してくれるかもしれません

税理士
はい

ヒガシカワ
しかし

税理士に対しては
継続融資をする必然性
金融機関は感じないため、
短期継続融資は行わないと思います


 

なぜ継続融資の必然性を感じないのか

税理士
継続融資をする必然性
金融機関が感じない理由について

もう少し詳しく教えていただけますか?

ヒガシカワ
他の士業、例えば弁理士の場合

「多額の立替金」継続的に発生する業種なので
短期継続融資として取り扱ってもらえることも
場合によってはあります

税理士
はい
ヒガシカワ
しかし税理士の場合

「多額の立替金」が
継続的に発生する業種とは考えづらく

主たる「返済原資」
「顧問契約による報酬」であり
長期返済に適した業種とみなされるため

短期継続融資はそぐわない
という考え方になります

税理士
長期返済に適した業種…

なるほど納得しました

専門家個人の業績や
金融機関担当者によるものではなく

「業種として厳しい」
ということですね

ヒガシカワ
そういうことです

 

「所要運転資金」と「運転資金」の違いは?

いただいた相談の中から、キドが気になった部分についても質問してみました。

門外漢からの質問のためとても初歩的な内容ですが、専門家のみなさまも、お客様から同じような質問があった際はご参考になれば幸いです。

キド
すごく初歩的な質問なんですが

「所要運転資金」「運転資金」
違いはなんですか?

ヒガシカワ
どちらも意味は同じ

「営業するために必要な資金」

ということになるね

キド
そうだったんですね!

表記そのものが違うので
てっきりそれぞれに
違う意味があるのかと思っていました

ヒガシカワ
言い方や表記に違いがあるだけで

意味としてはどちらも同じやで

キド
なるほど

ぼんやりと気になっていたことなので
意味が同じとわかりスッキリしました!


 


日ごろ多くの事業者から資金繰りに関する相談を受ける専門家ですが、その専門家本人も資金繰りについて悩むのは当然のことです。

また、専門家としての資金繰りの悩みは、いざという時に相談相手がいないものです。

そういった場面で、もし自身が知り合いの専門家に回答することができれば、専門家同士のつながりも増え、ひいては案件の紹介などにもつながるかもしれません。

そんな、専門家同士のつながりについてのヒントが手に入るセミナーです。

※融資に関する質問などにもその場でお答えします

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