廃業してしまった士業。5つの共通点

厳しいようですが、廃業に至るには、しかるべき理由があります

こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
私は、多くの士業の方々と出会いますが、全員、成功している方ばかりではありません。

久しぶりに会うと、名刺が変わっている方も時々います。
話を聞いてみると、その多くが、
「士業では食べていけないので、転職しました」
とおっしゃいます。

士業の方々に対して、いろいろな情報を提供している仕事柄、
「なぜ、転職に至ったのか?」
と聞いてみると、共通点が5つあることがわかりました。

その共通点とは、

1.開業時にお金を借りていなかった
2.思いつきで仕事をしていた
3.会っている人の人数が少なかった
4.メンターを持っていなかった
5.試行錯誤の量が足らなかった

です。


1.開業時にお金を借りていなかった
全員が借りていなかったわけではありませんでしたが、廃業した方の多くは、
開業時にお金を借りていませんでした。

手許資金だけで、何とかしようと思われたのでしょうが、そういった方のお金の使い方として
共通するのが、「出費を惜しむ」ということでした。

見込み客と出会うことが出来なければ、顧客を獲得することはできません。
その見込み客と出会うための方法として、

「見込み客がたくさん集まる場所に行く」
「見込み客に自分の存在を知ってもらう」
「見込み客リストを持っている人に紹介してもらう」

ということが挙げられます。
しかし、これらの方法を実行するためには、少なからず、出費が必要になるのです。

見込み客がたくさん集まる場所に行っても、1回行っただけでは、
誰も仕事を依頼してくれることはありません。
知り合いになって、自身の強みや能力、性格、人間性をわかってもらった上でないと、
信頼してもらえませんし、信頼できない人に、仕事を依頼したり、紹介したりする人はいません。

そのためには、同じ場所に何度も足を運ばなければなりませんし、
これという人に対しては、何度も会う必要があります。

交流会や勉強会に参加するのにも、参加費が必要になりますし、
そういった交流会や勉強会には、懇親会がつきものです。
回数が重なると、参加費や交流会費もばかになりません。

その費用が惜しくて、交流会や勉強会、懇親会に参加をしなければ、出会いも、
人間関係を深めるチャンスも得ることができません。
なので、仕事に繋がらないということになります。


見込み客に自分の存在を知ってもらうためには、知ってもらうためにしかけが必要になります。
たとえばホームページ(HP)だったり、チラシだったりといった告知ツール。
HPを作っただけでは、誰も、訪問してこないので、そこに誘導するための広告費や
SEO対策費が必要になります。
HPやチラシも無料でできません。

自分でHPやチラシを作ることもできますが、素人が作ったHPやチラシは、どこか素人くさく、
仕事を依頼しようと考えている方は、そんなHPやチラシを見ても仕事を依頼する気にはなれません。
こういった費用を惜しむことにより、仕事を獲得できるチャンスを失ってしまいます。


見込み客リストを持っている人に紹介してもらうためには、そういった人と知り合いになり、
信頼してもらう必要があります。

そんな人とは、一発で出会えることはありませんし、
最初は、どの人がそういう人なのか、目利きをすることもできません。

よしんば会えたとしても、信頼してもらえるようになるためには、何度も会う必要があります。
そのためにも費用がかかります。

その費用がかけられず、紹介してもらえる人脈を獲得することができなくて、
仕事に繋がらないようです。


節約して出費を減らしたとしても、仕事が来なければ、当然、自己資金は減っていきます。
だいたい、1年ぐらいで、自己資金が枯渇するパターンが多く、
その時点で、お金を借りようと考えられるのですが、
創業した方が一番お金を借りるのが難しいのが、2年目~3年目なのです。

創業時は、実績ではなく、事業計画で融資してもらえるので、比較的、お金が借りやすいのですが、
2年目になると実績を見られます。
実績が伴っていなければ、
「もう1年、様子を見させてください」
と断られます。

そうなれば、資金繰りが回らず、廃業ということになります。

士業として成功していくためには、まず、「お金を借りること」は、とても重要となってくると考えられます。

2~5の共通点につきましては、後日、解説させていただきます。



士業が廃業にならないようにするためには、「生き残るための戦略」が必要です。 「顧客獲得戦略」「投資戦略」「資金繰り戦略」など、あらかじめ考えておくべきことはたくさんあります。 逆に、そういった戦略をしっかりと考えている士業には、金融機関も融資という形で応援してくれます。 そんな、金融機関が応援してくれ士業になるためのヒントが手に入ります。 ●「融資に強いFP・士業になる方法」セミナー   (東京) 11月15日(水)、17日(金)、18日(土)、12月6日(水)、7日(木)    (大阪) 11月9日(木)、10日(金)、22日(水)、23日(木)、30(木)   ※12月以降も日程あり。詳しくはサイトをご参照ください

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