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税理士のための「融資依頼書」の書き方【税理士のお金の借り方(2)】

2~3枚の資料を準備するだけで、借りられるスピードも確率も、驚くほど変わります。

こんにちは。株式会社ネクストフェイズのヒガシカワです。
以前、「税理士のお金の借り方(1)」というブログで、
税理士が融資を申し込むに当たって、どのようにすればいいのか
ということについて、お伝えしました。

今回は、実際に申し込む際、作成したほうがよい資料についてお伝えします。
税理士に限らず、士業が金融機関に融資を申し込む際には、
下記のような「融資依頼書」を作成することで、とても借り入れやすくなります。

【税理士が融資を申し込む場合の「融資依頼書」の書き方】

融資依頼内容

(1)借入希望額
借入希望額を書きます

(2)借入希望日
借入希望日を書きます。
実際に資金が必要な1週間ぐらい前にされることをお勧めします

(3)借入希望期間
何年間で返済するのか、毎月どれぐらいの金額で返済をしたいのかを書きます

(4)借入条件(担保・保証人等)
保証人をつけるのか、担保を差し入れるのかを書きます。
「保証人・担保なし」と書かれることをお勧めします

(5)具体的な資金の使い途(資金使途)
設備投資の場合は、設備投資額とその根拠となる見積書
運転資金の場合は、1ヶ月間に必要な運転資金の明細とその合計額
税理士が融資申請する際に、「資金使途」として認めてもらいやすい項目については、前ブログ(https://www.npc.bz/yuushi/20180316)を参照願います。
 

事務所概要

(1)事務所名
事務所名を書きます

(2)住所
事務所所在地の住所を書きます

(3)開業年月日
事務所を開業した年月日を書きます。
日までわからなければ、月までで大丈夫です。

(4)所員数
所員数を書きます。
所長以外に有資格者がいる場合は、資格名と有資格者数、無資格者数を書きます。

(5)開業の経緯
事務所を開業した経緯について書きます。
税理士事務所に対する強い想いがあれば、その想いを書くことで、「共感」を得ることができます。

(6)理念・ビジョン
あれば、書いてください。なければ、割愛しても問題ありません。
 

事業の内容

(1)事務所の特徴
事務所の特徴を書いてください。
ここで、他の税理士事務所との違いをアピールできれば、融資に有利な影響を与えます

(2)提供しているサービス
自分たちが顧問先に提供しているサービスを細かく列挙してください。
可能であれば、各サービスに対する価格も記載ください。

(3)事務所・提供しているサービスの強み
自分たちの事務所や、提供しているサービスの強みを書いてください。
強みが多ければ多いほど、金融機関からは
「将来性・成長可能性のある事務所だ」
と思ってもらえます。

(4)価格表
価格表を添付することで、担当者は、どのようなビジネスをしているのかイメージがしやすくなります。
 

主なターゲット

(1)主要顧客とそのニーズ
今、主に取引をしている関与先はどういう顧客なのかについての説明と、
その方たちが、税理士に対して求めているニーズを書きます。

(2)ターゲット顧客とそのニーズ
今後、取引したいと考えているターゲット顧客は、どういうターゲットなのかの具体的な説明と、
そのターゲットが税理士に対して求めているニーズを書きます

(3)顧客満足度を高めるために行っていること
既存顧客が離脱していかないようにするために行っていることを具体的に書きます

(4)新規顧客を獲得するために行っていること
新規顧客を獲得するために行っていることを具体的に書きます

(5)顧客リスト
実際の顧客リストを提示することで、現状のビジネスの盤石性・安定性を伝えることができます。
 

資金を借り入れることによる効果(売上増加・利益増加・人員確保等)

今回、借入を行うことで、事務所経営に対して、どのような効果が現れるのかを具体的に書きます。
その効果が高ければ高いほど、返済可能性も高まるので、融資に有利に働きます。
 

収支計画・資金計画

(1)売上計画表
毎月の売上計画について書きます。
「顧問料」「決算料」「相続」「保険」「コンサルティング」等、項目ごとに科目を分けた方が、
担当者としては、行っているビジネスについての理解度は深まります。

(2)収支計画表
毎月の収支計画について書きます。
経常利益ベースまでで大丈夫です。

(3)資金繰り計画表
毎月の借入返済額が多い場合は、資金繰り計画表を作成すべきですが、
資金繰りに大きな影響を与えるような返済がない場合は、
収支計画表で代替できるので不要です。
 

【税理士のための融資依頼書】フォーマット プレゼント

税理士が融資を申し込む際に提出すれば、効果的な資料となる
【税理士のための融資依頼書】フォーマット
を希望される方にプレゼントします。

希望者は、件名を「【税理士のための融資依頼書】フォーマット希望」とし、
「お名前」「メールアドレス」「事務所名・会社名」「役職・資格」「コメント」
を記載の上、info@npc.bz 迄メールでお申し込みください


 
見込み先や関与先から融資に関する相談を受けた場合、借りた経験のある税理士と、
その経験のない税理士では、アドバイスのしかたに大きな差がでます。

相談に乗ってくれる税理士だからこそ、経営者は、長くつきあいたいと思えます。
融資の相談をしたのに、まともなアドバイスをしてもらえない税理士に対して、
経営者は、あまり相談をしようという気にはなれません

そのために重要なのは、「まず、自分が借りてみること」。
実際に経験することによって、説得力のあるアドバイスができるようになるからです。

そんな、融資のアドバイスができる税理士になるためのヒントが手に入ります。

●「融資に強いFP・士業になる方法」セミナー

 
(東京) 4月6日(金)、20日(金)、21日(土)、5月8日(火)、9日(水)
 
(大阪) 4月13日(金)、17日(火)、24日(火)、24日(水)、5月1日(火)
 
※5月以降も日程あり。詳しくはサイトをご参照ください

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