質問「メインバンクを変更したことが、元・メインバンクにバレそうです」

ネクストフェイズが運営する融資コンサルタント協会では、会員さんからのメールや電話などによる個別相談を受け付けたり、ご報告をいただいたりしています。先日、ある士業さんから、メインバンク変更についてご質問をいただきました。

質問者 「私の顧客が、メインバンクのA銀行さんから600万円の融資を受けることになりました」 東 川 「よかったですね。サポートした側としてもうれしいでしょう」 質問者 「しかし、さらに設備融資をお願いしましたところ、そちらは断られまして東 川 「よくあることですよ。ではそのA銀行さんからは、運転資金の600万円のみだったんですね」 質問者 「はい。でもその後…」 東 川 「その後?」
こんにちは、ネクストフェイズ編集(以下、編集)です。いい報告にもかかわらず表情を曇らせる質問者さんに、東川は話を促します。
質問者 「別のB信金さんから、なんと2,000万円の設備資金の融資が受けられることになったんですよ」 東 川 「おお、さすが融資コンサルタントですね」 質問者 「でも、もうすぐそのお客さん、決算なんです。A銀行さんに決算報告に行ったら、B信金さんがメインになったことがバレますよね…東 川 「そりゃまあ…、バレますよね」
B信金さんからのこの大きな融資で、「元・メインバンク」になってしまったA銀行さんの機嫌を損ねてしまうのではないかと、質問者さんは心配しています。しかしどうにも対応しようがないことなので、せめて次の決算報告にA銀行を尋ねるときの心構えを尋ねてこられたのでした。
東 川 「心配いりませんよ。決算書を見て知られる前に、先手を打って、挨拶に行けばいいんです」 質問者 「挨拶? どう言えば?」 東 川 「先日御行にお願いしました設備投資の件、おかげさまでB信金さんが融資をしてくださり、2,000万円調達することができました。しかし運転資金については今後も御行に追加融資をお願いすることがあると思います。その際はまたご協力いただければ幸いです…といった感じです」 質問者 「それ、いただきます!」 東 川 「ただし、ひとつだけ注意してください」
メモする質問者に、東川から重要なアドバイス。
東 川 「その挨拶・報告する相手は、担当者ではなく、貸付担当役席または支店長にしましょう。担当者に報告すると、自分に都合の良い内容に変更されかねませんので」
そういうことがあるんですね。聞いている編集も勉強になりました。
東 川 「今回の設備投資はB信金さんにお願いしましたが、弊社が今後とも頼りにしたいと考えているのはA銀行さんですよと伝える…それが大切です」 質問者 「つまり、設備資金については『たまたま』B信金さんになったけれど、A銀行さんとは、運転資金をはじめ『長く』つきあっていきたい…と」
(2017年2月某日、個別相談にて)
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