同文舘出版インタビュー【4】「士業の出版について教えてください」

出版社が集まる東京・神保町の同文舘出版に伺い、
このたびのネクストフェイズ代表・東川の新刊と、
士業の出版について尋ねてきました。

ご登場いただくのは、ビジネス書編集部長の古市達彦さんと、
ネクストフェイズ代表・東川の新刊をご担当くださった、
ビジネス書編集部の竹並治子さん。

まずは竹並さんに、
東川の新刊『最新版 90日で商工会議所からよばれる講師になる方法』の担当編集者として、
今回の新刊について、また編集と著者との関わり方についてお聞きしました。
私たちが手にする「書籍」は、
著者が文章を書いて、編集者が受け取って、ハイ一冊仕上がり、なんかじゃ全然ありません。
著者と編集者ががっぷり四つに組んで、二人三脚で少しずつ歩みながら、
まったくの「手づくり」で生まれているのです。

次に、「出版したい」と願う士業、コンサルタントといった職業のみなさんに向けて、
同文舘出版が行っている「ビジネス書出版会議」について、
古市さんにお話をお伺いしています。
同文舘出版と東川の出会いは2009年にさかのぼりますが、それも、
新しい著者と出会うために定期的に同文舘出版が行っている「ビジネス書出版会議」の場でした。

いつものように5回連載でお届けします。

聞き手はネクストフェイズ編集部ですが、
今回も取材に同席していた東川がときどき発言しています。


同文舘出版インタビュー <全5回>
「士業の出版について教えてください」
【もくじ】
第1回 今回の新刊、「ここだけはぜひ!」という読みどころ
第2回 内容もスケジュールも変わっていくのは普通のこと
第3回 担当編集者が語る、装丁の味わいどころ
第4回 100人を著者デビューさせた「ビジネス書出版会議」とは
第5回 「出版会議」で著者になりたい人と編集者が話し合うこと

【第4回】100人を著者デビューさせた「ビジネス書出版会議」とは

―― 同文舘出版のビジネス書出版会議について教えてください。 古市 同文舘出版のビジネス書出版会議とは、数ヶ月に1回、私自身が各地に出かけ、ビジネス書を書きたい著者と出会う場です。 ―― ビジネス書編集部の編集長自ら。これまでに何回くらい行ってきましたか。 古市 18年くらい前から始めて…どうだろう、もう200回くらいやっているのかな。 ―― 会議の後、最終的に書籍になった企画は。 古市 100冊くらいあるかな。うちから出しているビジネス書は、今、全部で700冊くらい。重複している著者もいるから500人の著者がいるとして、そのうちの100人くらいが出版会議からデビューしました。 東川 かなり高い確率ですよね。著者希望者からしてみたら。 ―― ほかの出版社も著者発掘イベントを行っているようですが、同文舘出版のビジネス書出版会議ならではの独自性は。 古市 よくあるのが、企画書を持ってきた著者希望者に対して、編集者が「それは売れませんね」「これはだめですね」とか、ダメ出ししかしないイベント。でも同文舘出版は、その人の企画を聞いて、潜在的なよさを引き出す目的でやっているんです。だから、結局本が売れなかったとしても、たとえ本にならなくても、出版会議に出ていただくだけでその人のビジネスが広がっていくんですよ。自分のビジネスのよさが、自分でわかってくるから。その人に気づいてもらうんです。自分の持っているよさや、ビジネスとして優れているところを。それが弊社と他社との違いですね。オリジナリティと言えるでしょう。

●同文舘出版のビジネス書出版会議は、編集長自らが会場に出向いて、未来の著者へ直接アドバイス

東川 僕が1冊目に出した銀行融資の本、『銀行融資を3倍引き出す! 小さな会社のアピール力』も、最初ぜんぜん違うコンセプトで企画を出していたんです。はじめは「売れるコンサルタントになるには?」みたいな本を書きたかった。でも古市さんに「あなたが売れているコンサルタントでもないのに、そんな本書いても説得力ない」と言われ(笑)。で、こっちも若いから売り言葉に買い言葉で、「ほんだら僕やったら、どんな本やったら出してもええんですか」と尋ねたら、「あなたの経歴を見ると、やっぱり銀行融資の本を書くべき」とアドバイスを受けました。それが1冊目の出版になったんです。 古市 いつくらいだったかな。 東川 2009年の夏、7月か8月ですね。真剣に参加している人間にとっては、めちゃくちゃビジネスの役に立つイベントです。 ―― 今まで出版会議から誕生した著者の中で、印象に残っているのは。 古市 やっぱり、西村さんを思い出すなあ。 東川 日本ほめる達人協会の、西村さんですね。 古市 そう、「ほめ達」の人です。

日本ほめる達人協会の西村貴好さん。著書も多く、メディア出演も多数

古市 はじめ西村さんが持ってきた企画は、まったく別のものでした。しかし「本にするテーマとしてはどうなのか?」という話から、「あなたの強みは何でしょうか?」という話になったんです。西村さんが当時経営していた事業について詳しくお聞きしながら、もちろんほかの参加者も交えて侃々諤々やって、そこで西村さんならではの「ほめる」というキーワードが出てきたんですよ。彼はそれをきっかけに、「ほめ達」の人になっていったんです。 東川 そう、出版会議に出ることで、自分のビジネスも変わっていくことがあるんですよね。 ―― そんな出版会議の、2018年のご予定は。 古市 3月31日に名古屋、5月12日に岡山で行います。 ―― 会場や時間帯、料金などは。 古市 同文舘出版に直接お尋ねください(info@dobunkan.co.jp)。また、上記の日程や場所も変更の可能性がありますので、そこだけご注意くださいね。 ―― 以前参加して出版に至らなかった人も…。 古市 もちろん再チャレンジ可能です。企画をブラッシュアップしてお持ちいただければ。 ―― どんな著者が、いま求められているのでしょうか。 古市 今、あまり本が売れない時代ですよね。そこで…。

(第5回につづきます)


同文舘出版インタビュー <全5回> 「士業の出版について教えてください」 【もくじ】 第1回 今回の新刊、「ここだけはぜひ!」という読みどころ 第2回 内容もスケジュールも変わっていくのは普通のこと 第3回 担当編集者が語る、装丁の味わいどころ 第4回 100人を著者デビューさせた「ビジネス書出版会議」とは 第5回 「出版会議」で著者になりたい人と編集者が話し合うこと

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